妊娠しやすいセックスの回数
他には、おりものの変化から、予測する事もできます。
排卵日前から、粘り気の強いおりものが増え、さらに量も多くなります。
色は、透明か少し白っぽいです。
このようなおりものが目立ち始めたら、排卵日が近いと考えられます。
しかし、この基礎体温やおりものの変化から、排卵日を特定するのは、困難です。
排卵が正常に行わているかなども含めて、婦人科できちんと検査してもらうのが良いでしょう。
妊娠しやすい時期は、排卵日前後の5~6日間の間であると言われています。
よく、「生理開始日から14日前後」と表現されますが、これは、少し曖昧です。
排卵日は生理周期によっても違いますし、ストレスなどが原因で起こるホルモンバランスの変化などで多少のずれが生じる事もあります。
排卵日を知るにはまず、基礎体温をつけることが大切です。
月経終了日から10~14日間、体温が低くなる低温期があります。
この低温期から月経開始までの高温期に、移行する時期に排卵が起こるとされています。
まずは、妊娠しやすい時期を知ろう
その他に気をつけたいことは?
もともと排卵日付近はさらさらで、粘りのある「おりもの」(子宮頚管粘液)が出やすくなります。
また、女性が「気持ちいい」と感じることで、粘液が分泌されます。
男性の挿入を深くする事を可能にして、射精を膣の奥にすることができます。
またこの頚管粘液は精子が卵管まで泳ぐのを助ける働きがあるんです。
アルカリ性の頚管粘液が多量に分泌されることで、酸性状態が苦手な精子が自由に動けるようになるからです。
子宮頚管粘液
では、妊娠しやすいセックスの頻度は、一体どのくらいなのでしょうか?
これには、様々な見解がありますが、セックスの回数が多い仲良し夫婦ほど、妊娠の確率が高いという研究結果が出ているようです。
タイミング療法と呼ばれる不妊治療では、妊娠しやすい排卵日前後の期間に夫婦生活を持つよう指導されます。
しかし、この時期にセックスをする事を、意識するあまり、それ以外の期間がセックスレスになったり、義務感を感じてセックスにストレスを感じるようになったりといった悩みを抱えることも少なくないようです。
実は、精子は、禁欲期間が長くなるほど、数が減るという事が最近の研究で分かってきたそうです。
禁欲期間は短いほど良いとされ、次のセックスまで5日以上空けないのが良いそうです。
できれば毎日、もしくは、少なくても週に2回は、夫婦関係を持てると良いでしょう。
オルガズムを感じるセックス
妊娠したいという気持ちが大きくなりすぎると、排卵日付近だからきょうしないと!など、セックスを強要してしまったり、うまくタイミングが取れないからと落ち込んだりしてしまいます。
夫婦のコミュニケーションであるセックスを義務化してしまうと、気持ちのすれ違いが起こり、妊娠に対する温度差が生まれやすく、不仲の原因となってしまうこともあります。
チャンスを逃したくない気持ちはあると思いますが、セックスを楽しむ気持ちがないと、お互いにストレスを抱えやすく妊娠しにくい状態に陥ることも…
ストレスは排卵や着床に影響を与え、妊娠を遠ざけてしまうものです。
ストレスを溜めずに夫婦でセックスを楽しむ余裕を持ちながら、妊娠に臨めるようにしましょう。
義務的なセックスをしない
女性の膣は通常締まっている状態です。
しかし、気持ちの良いセックスをしてオルガズム(性的快感の最高潮)に達すると膣の奥が風船のようにふくらんだ状態になります。
これがいわゆる「バルーン現象」と呼ばれる状態です。
このような現象が起こるのは、膣内に空間を作ることで精子をより受け入れやすい状態にするためだと言われています。