2016.06.10 Fri 更新

赤ちゃん・新生児の病気の血管腫ってどんな病気なの?その原因と治療法を詳しく紹介

新生児に起こる病気の中に血管腫というのがあります。ほとんどが良性で自然と消えるものが多いので放っておいても大丈夫なのですが、発症した場所によっては機能面に障害が出たり、見た目が気になってしまいます。そんな血管腫の種類や症状、治療についてご紹介していきますね。

単純性血管腫

上記したように、血管腫には様々な種類があります。

血管腫の種類

血管腫は、皮膚や皮膚の下などに血管が増殖し、生まれつきの血管の形成異常です。これは、顕微鏡で見ると血管に似た異常な形態の細胞が増殖している状態で、これらの様子が見られるものを総称して「血管腫」と言います。
ほとんどが良性で、皮膚を中心に発生するもの、筋肉のなかに発生するもの、肝臓に発生するものなど発生場所や症状、種類も様々です。お母さんのお腹の中にいる間に、血管に何らかの異常が生じるために起こる病気ですが、はっきりとした原因は分かっていません。

血管腫とは?

出生後すぐは無症状かわずかに赤みがある程度ですが、生後1週間~1カ月ごろなると真っ赤な斑点が現れ、急速に隆起し、いちご状のあざができます。体のどこにでも現れ、7歳に成るくらいには自然と消えますが、顔面に生じることが多く、特に目、鼻、唇などの付近にあると、視力や呼吸などに影響を及ぼすことがあります。赤ちゃんの成長とともに大きくなってしまう前にレーザー治療で除去しておくと安心です。

いちご状血管腫

赤あざの一種で「ポートワイン血管腫」、「毛細血管奇形」とも言われるこのあざは、境界がはっきりし、均一に発症する赤いあざで、どこにでも見られるのが特徴です。真皮の毛細血管が異状に増殖して発症し、明るいピンクや濃い紫色などのあざが生じます。このあざは、自然に消滅することはなく、成長とともに色が濃くなったり、静脈瘤を形成することがあります。レーザーや手術で取り除くことが可能です。

サーモンパッチは、顔面にできた単純性血管腫です。単純性血管腫と同じく境界がはっきりし、均一に発症する赤いあざが見られます。眉間の上、目の上、唇の上、鼻の下に見られ、あざの色がサーモンに似ていることからこう呼ばれています。あざの色ははっきりしていませんが、赤ちゃんがいきむことで色が濃く見えることがあります。血管腫の中で最も多く、1歳半頃にはほとんど消えるので、特に治療は必要ありません。

サーモンパッチ

海綿状血管腫

ウンナ母斑は、後頭部からうなじにかけてできた単純性血管腫です。単純性血管腫と同じく境界がはっきりし、均一に発症する赤いあざが見られ、サーモンパッチと同じく発症率が高く、新生児の20~30%にこのウンナ母斑とサーモンパッチのどちらかが発症していると言われています。3歳くらいまでにはほとんど自然に消えるので、特に治療は必要ありません。ウンナ母斑には「コウノトリが赤ちゃんの首をくわえて運んできたときの幸運の印」だと言い伝えがあり、ヨーロッパでは「天使のキスマーク」と表現するそうです。

ウンナ母斑

海面状血管腫は、奇形のある静脈が絡み合あってかたまりとなり、皮膚が盛り上がるため、表面にいちご状血管腫が現れることがあります。自然に消えるいちご状血管腫とは違って海綿状血管腫は自然に消えることがないために区別することができます。レーザーや手術で取り除くことが可能ですが、場所的に切除が難しいこともあります。

血管腫の治療

基本的に血管腫は良性なので、放置しておいても大丈夫です。しかし、見た目が気になる、大きく成長したあざが目や鼻を邪魔して視力や呼吸などに影響を及ぼす、稀ですが悪性の腫瘍である場合もあるので、赤ちゃんにあざのあざを見つけたら皮膚科で診てもらいましょう。皮膚科のレーザー治療や手術できれいに取り除くことが可能です。

このまとめに関する記事

ランキング

ページトップへ