2016.07.24 Sun 更新

新生児がけいれんが頻繁に!その原因や対処法について詳しく説明

赤ちゃんは大人よりもけいれんが起きやすいということを知っていますか? 生まれてから一週間以内に起きるけいれんを「新生児けいれん」と呼びます。 今回は新生児けいれんの原因や対処法について詳しくご紹介します。

新生児けいれんの症状

生後1周間以内に起きるけいれんを「新生児けいれん」といい、全新生児の0.2~0.4%で発症します。未熟な状態で生まれた低出生体重児で発症率が高くなり、約9~13%とされています。

けいれんは、体の一部が発作的に収縮することで、ひきつけと同じ意味です。
体を動かしている脳内の電気信号が、なんらかの理由で正しく伝わらずに異常な動きを起こしてしまいます。
新生児は生まれたばかりで脳の大脳皮質機能が未発達なので、ちょっとしたきっかけでけいれんを起こしてしまうのです。

新生児けいれんとは?

けいれんというと手足ががくがくしたり、身体が硬直してしまう発作症状を想像しますね。
赤ちゃんにもこのような一般的なけいれん症状が稀に起きますが、新生児けいれんの場合ほとんどは特殊な現れ方をします。(微細発作)

新生児けいれんの原因は?

中には見た目ではわかりにくいケースもあるので注意が必要です。

たとえば、口をもぐもぐさせたり、唇の規則的な動き、黒目の動きが止まり偏位したり、まばたきの繰り返しが異常なほど起こることもあります。
そのほか、足の異様なばたつきや無呼吸状態など、一見けいれんとは見えない症状があらわれます。

新生児けいれんの原因は非常にさまざまで、他の病気の症状の一つとして現れることがほとんどです。
その中でも最も多く見られるのが周産期の低酸素虚血や虚血性脳症です。産まれてくるときにへその緒が首に絡まるなど、出産前後の何かしらの要因で起こることがあります。

他には頭蓋内の出血といった脳の病気、低血糖や低マグネシウム血症などの代謝異常の病気、稀に髄膜炎や脳炎などの感染症が原因で発症する場合もあります。
その他、母親が使用している薬の影響で新生児けいれんが起こる場合もあります。遺伝的な要因で新生児けいれんが起こることもあり、家族性良性新生児けいれんといいます。

新生児けいれんの対処法

新生児けいれん自体が生命にかかわることは少ないのですが、重篤な疾患が隠れていることが多く、その場合には、けいれんが持続することで脳に障害を残したり、ときに生命をおびやかす状態となることがあります。

新生児けいれんはホームケアでは対処しきれないので、気になる症状があるときは早急に医療機関に連絡しましょう。
救急車を読んでも構いません。
その際は慌てずに、けいれんの様子を動画に撮影したり、症状・頻度・持続時間のメモをとっておくと、お医者さんに伝わりやすいです。
その後の治療もスムーズに進みやすくなります。

病院では、体温や呼吸の状態、心拍の管理を行って、血液検査や脳波検査を行います。
抗けいれん薬の服用を行い、新生児けいれんを引き起こしている病気の治療も行います。

新生児けいれんの予後・後遺症

新生児けいれんは全く問題なく治る子もいれば、最悪の場合死亡してしまうケースもあります。
以前は死亡率が40%近かったのですが、近年は医療の進歩で20%ほどに半減しました。
後遺症がでる可能性もあるので、治療後はしっかりと様子を見てサポートしてあげてくださいね。

まとめ

新生児けいれんは早期発見・早期治療が大切です。
しかし、新生児けいれんは一見するとわかりにくいことが多くあります。
適切に対処するためにはママの日頃の観察が大切です。
赤ちゃん特有の原始反射と混同しやすいのですが、万が一のことを考えて小児科を受診するのも大事かもしれません。

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