初診
いきなり治療とはもちろん行きません。
まずは妊娠しにくい原因を調べます。初診の問診、内診をはじめ超音波検査、血液検査などを行ないます。
そこで妊娠しにくい原因が見つかれば治療を行ないますが、特に原因が見つからない場合は別の治療へと切り替えます。
どの治療をど程度行なうかは人によってさまざまですので、一概に言えませんが高齢化するにつれてリスクは出てきますので、早めの決断が大事になってきます。
以下が不妊治療の流れです。
不妊治療までの流れ
避妊をしておらず、妊娠を望んでいるにも関わらず、1年間妊娠していない場合を不妊症といいます。
一般的に1回の排卵で期待出来る妊娠確率は、約10〜25%ほどです。ですので排卵日に性交渉したとしたら、1年以内に約8割が妊娠しているようです。
1年以上経っても妊娠していないと、少し不安もでてきますよね。
病院へ行って検査してもらうことも、考えはじめると思います。
そこで、以下に不妊治療までの流れをまとめていますので、ご覧ください。
不妊症について
排卵の時期を正確に把握し、それに合わせて性交渉してもらう方法。
タイミング法
ここで問題がなければ、タイミング法を行ないます。
もし問題があった場合は、すぐ不妊治療をスタートします。
対象者が高齢であった場合はすぐに体外受精に移るケースもあります。
検査
まずは医師と話しながらどのように治療を進めていくのかの相談をします。
どのような取り組みをしているのかや、基礎体温表などが揃っていると、スムーズに話が進むかと思います。
局所麻酔をしてお腹に小さな孔を空け、内視鏡を挿入して、臓器を目で観察する検査。
腹腔鏡検査
採取した精液をカテーテルという細い管を使って、子宮に直接注入して受精しやすいようにする方法。
人工授精
体外受精
病院は何科を受診したらいいの?
子宮内から取り出した卵子を体外で受精させ、子宮に戻す治療法。
旦那さまは同伴すべき?
不妊治療となると、何科を受診してよいか分からない人もいると思います。
かかりつけの病院があるのであれば、そこでも良いと思います。
不妊治療の最初のステップでしたら、婦人科で行っている場合もありますし、不妊治療専門の施設でしたらより安心だと思います。
専門施設であれば、知識も経験も豊富なドクターがいますし、いざという時も安心して診てもらえます。
これは各家庭で色々な状況があるでしょうから、簡単には言えませんが出来る限り同伴がいいと思います。
病院によっては同伴も勧められることもあります。
なぜなら、不妊の原因が全て女性側の問題ではないからです。
男性にも問題がある場合がありますので、なるべく一緒に話を聞きましょう。
不妊治療の期間について
まだ不妊治療はそんなに広まっていませんが、妊娠できなくて悩んでいる人たちにしてみたら、ありがたい治療方法です。
体外受精で産まれてくる子どもの割合も増えていますし、不安もあるでしょうが、悶々と悩むよりは一つの手段として、是非前向きに検討してみてはどうでしょうか。
これは個人差がありますので、一概には言えませんが、治療をはじめてすぐに妊娠出来る人もいれば、2,3年かかる人もいます。
治療を開始する年齢や原因も人それぞれなので、期間がはっきりと分かるのは難しいんです。
まずは早めの受診がおすすめです。