2016.08.22 Mon 更新

卒乳・断乳っていつすればいいの?うまく止めさせるコツは?

赤ちゃんの成長にあわせて離乳食を始めたり、歯が生えてきておっぱいを上げるのが苦痛になったりしてきた時に考えるママが多い「卒乳」、「断乳」ですが、具体的にはどのように進めればいいのでしょうか? 授乳をやめるタイミングはいつがいいの?どうやってやめさせるの?と多くの疑問もあるかと思います。 そこで、卒乳・断乳のポイントについてまとめてご紹介いたします。

断乳

赤ちゃんの方から自然に母乳やミルクをやめるまで待つのを「卒乳」と言います。
少しずつ母乳やミルクを与える量や回数を減らしていくことで、赤ちゃんが自然に卒乳できるようにしていきます。
卒乳はあくまでも赤ちゃんが主体ですすめ,赤ちゃんのタイミングでおっぱいをやめられるようにします。

卒乳

そろそろ赤ちゃんにおっぱいをあげるのをやめようかなと考えた時に「卒乳」や「断乳」を考えるかと思います。
大きな目的は、ママや哺乳瓶の乳首から話すことですが、そもそも子の2つはどう違うのでしょうか?

卒乳と断乳って何が違うの?

赤ちゃんがおっぱいやミルクとお別れするのはとても大きなことです。
ママや赤ちゃんの都合、体調、気持ちなどを見ながら、それぞれの家庭にあった最適な時期に始められるといいですね。

しかし、次の子を妊娠した、仕事復帰をしないといけない、薬や治療などで授乳を続けられないなどの理由で卒乳や断乳を早くから行う人もいれば、赤ちゃんが欲しがる間は気持ちを尊重して上げたいと遅くに始める人もいます。

赤ちゃんにおっぱいや母乳を与える時期には正確には決まりはありません。
離乳食を進めていき、幼児食に移行した1歳半〜2歳位で行うのが目安と言われています。

卒乳や断乳っていつ頃から始めるの?

赤ちゃん主体の卒乳に比べ、ママが主体で赤ちゃんに母乳やミルクをやめさ焦るように進めるのを「断乳」といいます。
母乳の量や回数にかかわらず、仕事復帰や体調を考慮してママの意志でおっぱいをやめさせることです。

うちの子ずっと卒乳できないかも…そんな時は?

麦茶など他の飲み物を与えて昼間だけ断乳、夜間だけ断乳など、時間を決めて少しずつ赤ちゃんとおっぱいの距離を話していくのもオススメです。

卒乳を選んだ場合でも、いつまでもおっぱいを飲み続けていると「本当に卒乳出来るの?」と不安になったりしますよね。
そんな時にはおっぱいにテープや絆創膏を貼って、「おっぱいでなくなったの」と赤ちゃんに伝えてみたり、いつもおっぱいを欲しがるタイミングで赤ちゃんの好きな物を見せてあげたり、遊びに誘ったりすることで、意識をおっぱいから離してあげることで、自然と卒乳できることもあります。

卒乳の進め方

うちの子まだおっぱいを欲しがる…本当に卒乳できるの?と不安に思う時もあるかもしれませんが、ママの体力や時間的に負担がないのであれば、もう少しママと子どもの大切な時間を楽しんでみてもいいのではないでしょうか?

断乳の進め方

周りの子と比べたり、何か言われても気にする必要はありません。
卒乳には明確な決まりはありませんし、こんなにも大切な母子の時間をママも赤ちゃんも満足するまで楽しんでもいいんです。

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」でも時期は明記せず、赤ちゃんに合わせるようにとなっています。

断乳をしようと思った時に、どうやって始めればいいのか悩んでしまいますよね。
そこで断乳の流れや進め方をご紹介いたします。

断乳する前のチェック事項

断乳するということは、赤ちゃんは母乳以外のものから必要な栄養や水分を取らないといけないということです。
なので、哺乳瓶でミルクを飲むことが出来るか、きちんと離乳食が食べられるか、マグなどで水分を取ることが出来るかはとても重要です。
断乳を始める前にしっかりと確認しましょう。

その時に大切なことは、真夏、真冬など赤ちゃんの体力の消耗が大きい時期は避ける。
赤ちゃんを病気から守るために最近やウイルスの繁殖しやすい梅雨時期などは避けるということです。
その中で、ママも赤ちゃんも心と体に余裕を持って取り組める日を3日間程決め、その日を断乳の日とします。

断乳をするときには思い立ったからといきなり始めるのは良くありません。
準備ができていない赤ちゃんにいきなり母乳をやめさせるということは、思ったよりも大変なことなのです。
なので、事前にいつ断乳をするのかしっかりと計画を立てましょう。

断乳の計画のたてかた

いよいよ断乳の日

日程が決まったらまず、カレンダーなどに印をつけ、「今日はこの日、●日になったらおっぱいをバイバイしようね」と赤ちゃんに毎日教えてあげましょう。

断乳を始める日の朝、赤ちゃんに「最後のおっぱいだよ」と教えてあげながらたkすあんおっぱいをあげましょう。
その後はどれだけ欲しがってもどんなに泣いてもおっぱいをあげないで下さい。
おっぱいが張って辛い時には、赤ちゃんには見えないところで痛みが和らぐ程度に搾乳しましょう。

赤ちゃんもおっぱいがもらえないことでずっと泣き続けるかも知れません。
ママも寝られなくて大変かもしれません。
でも、たいていの赤ちゃんは2、3日すると「もうおっぱいはもらえないんだ」と諦めてくれるようです。

断乳の後は?

断乳期間が終わると、泣き続けた赤ちゃんもママもぐったりしてしまうことでしょう。
なのでまずはゆっくりと休んで体力を回復させて下さい。

もう一つ忘れてはいけないのがおっぱいのケアです。
母乳はあげなくなったからといってすぐには量は減りません。
自分で搾乳しているから大丈夫と思っていても、しぼりれていない場所があったりすると乳腺炎、次の出産のときにうまく母乳が出ないなどのなどのトラブルに繋がります。

できれば母乳外来を受診して助産師さんに適切なケアをしてもらうようにしましょう。

断乳に失敗した時は?

計画通りに進めたつもりでも、様々な理由で断乳がうまくいかないこともあるかと思います。
そんな時には焦らずに一旦断乳をお休みしましょう。
断乳はママにとってもあかちゃんにとっても心と体に負担が大きいものです。
短い期間で何度もチャレンジすると、余計にうまく行かなくなってしまうことが多いようなので、2〜3ヶ月くらい間を置いてから、再度チャレンジしてみてください。

いかがでしたか?
卒乳・断乳どちらも大変な決断だと思います。
スムーズに進まずに何度も失敗してしまうかもしれません。
その時の赤ちゃんとママの環境や気持ち、体調によっても成功するかどうか変わってきますので、赤ちゃんの様子をしっかり見極めて進められるようにしましょう。

このまとめに関する記事

ランキング

ページトップへ