などに多くみられる傾向があります。
・30代の女性
・更年期の女性
・産後の女性
無排卵月経になりやすい人
月経があっても排卵していない状態を無排卵月経と言います。
不妊の原因になる排卵障害の一つです。
生理として月経自体は生じるため、症状に気づきにくいという特徴があります。
無排卵月経とは?
排卵検査薬は間違ってるかも
以上のような症状が長期間続いている場合は婦人科を受診しましょう。
ただし、周期が正常でも排卵していないというケースもあります。
・生理周期がバラバラで月2度きたりする
・生理が遅れる
・量が少なくダラダラと続く
・月経痛があまりない
以下の様な症状がある場合、無排卵月経の疑いがあります。
無排卵月経の症状
基礎体温をつけることで無排卵かどうかをセルフチェックできます。
正常な月経は排卵が起きるとプロゲステロンが分泌され、基礎体温が上がります。
無排卵月経の場合は、プロゲステロンが正常に分泌されず基礎体温が低音のままになります。
基礎体温を測り始めて数ヶ月低音のままが続くという状況であれば、放置せずに早めに婦人科の先生に診てもらってくださいね。
病院では血液検査を行い、ホルモンが正常に分泌されているかを検査します。
無月経排卵を疑う場合は基礎体温をチェックしよう
無排卵月経を判別するために排卵検査薬を使用する女性も多いです。
しかしじつは排卵検査薬は無排卵であっても陽性を示すことがあるのです。
排卵検査薬は卵子が成長して間もなく排卵というときに急上昇する黄体形成ホルモン(LH)を感知するものです。
卵子が成長しても排卵できていなかったり、水分量の違いで尿中の黄体形成ホルモンの濃度が高い場合など、無排卵でも陽性になってしまうことがあります。
無排卵月経になる原因
無排卵月経の治療法
また、排卵が起こらないのは高プロラクチン血症という病気が原因の可能性もあります。
プロラクチンは母乳を分泌するためのホルモンで、本来は授乳期に増えるものですが、授乳期以外に異常に増えすぎてしまうことがあり、これを高プロラクチン血症といいます。
高プロラクチン血症は無排卵月経だけでなく、生理不順、不妊、流産の原因になると言われています。
原因はいくつかありますが、脳がストレスによってうまく卵巣へ司令が出せていないことが考えられます。
激しい運動、無理なダイエット、不規則な生活習慣、喫煙、冷えによる血行不良など、日常生活が原因になっていることもあれば、服用している薬が原因になっていることもあります。
原因となっているストレスを取り除く
無排卵月経の検査は血液検査と超音波検査があります。
自分ではストレスに思っていなくても身体はダメージを受けていることがあります。
生活習慣や環境を意識して改善していきましょう。
漢方薬による治療
すぐに妊娠を望んでいない場合ですが、ピルを使うことでホルモンバランスを整えていくことも一つの方法です。
規則的な月経周期にすることで排卵が起きるホルモン状態にしていきます。
ホルモン剤による治療
ホルモンは少なめながらある程度保たれているといった場合には、ホルモン剤ではなく漢方薬で様子を見ることもあります。
体を温めたり、血液の流れを良くする漢方薬が使用されるようです。
妊娠を希望していて、不妊治療として無排卵月経を治療するときには排卵誘発剤を使用します。
排卵誘発剤の種類によって異なりますが、排卵率は70〜80%程度といわれています。