母親学級で学べること
民間、行政ともに母親学級は妊娠中何度か回数に分けて行われます。
そのほとんどが3・4回くらいで、その時の妊娠週数に合わせて必要なことが学べるようになっています。
強制参加等ではなく、体調等を見て参加するかどうかを決めてくださいね。
いつ参加するの?
分娩時の呼吸法や、栄養指導、産後の過ごし方、赤ちゃんの沐浴のやり方といった出産前後の知識を、実際に体験しながら学ぶことができ、妊婦さん同士で情報交換や交流を持つことが出来る貴重な機会でもあるので、ママ友作りの場としても活用されています。
また、栄養士さんや助産師さんから出産についての話を直接聞くことができますよ。
母親学級とは?
妊娠後期
「妊娠中の食事・栄養バランス」「妊娠中の体重増加・管理」「妊娠中に受ける検査」「妊娠中の性生活」「分娩・呼吸法や出産に向けての心構え」について学ぶことが出来ます。
個人差はあるものの、つわりが終わりを迎える時期に受講するのが一般的です。
妊娠初期
開催場所によって回数やそのプログラム内容が異なりますが、母親学級で学べることは大きく分けて4つあります。
内容は以下の通りです。
両親学級
母乳育児を推奨しているところでは、個別にプログラムが組まれ、細かく丁寧に指導してくれます。
「母乳と粉ミルクのメリットやデメリット」「おっぱいのマッサージについて」「産後の授乳方法」等について学びます。
おっぱいのトラブルは出産後大きな悩みになることがほとんどです。
おっぱいのトラブルは、妊娠中のマッサージで予防出来ることがあり、なるべく参加したいプログラムのひとつです。
授乳指導
妊娠後期は、主に出産時や新生児の対応について学びます。
「マタニティヨガや妊婦体操」「陣通時の呼吸・リラックス法」「新生児の習慣やサイン」「沐浴」「細かな手当て」について学びます。
産院で行われる場合は、この時期に病棟を見学することができます。
産院によっては、実際に分娩台に乗る体験が出来ることもあります。
両親学級は主に父親になる夫メインのプログラムです。
両親学級はそんなパパの意識を変えるという目的の学級です。出産や育児に夫婦が協力して取り組むための準備でもあります。
病院
母親学級を開催する機関は大きく分けて3つあります。
自分のライフスタイルや考えにあった場所を選んでくださいね。
開催される期間は以下の通りです。
どこで開催される?
保健センターなどの自治体
病院が主催のものは、内容や受講料も病院によって違いますが、無料であることがほとんどです。
病院で受けられるサービスや入院中の過ごし方、注意事項も合わせて丁寧に指導してもらえます。
その病院で産むと決めている人にはおすすめです。
行政の窓口で母子手帳を発行してもらう時等に紹介してもらえます。
市や自治体が主催なので、ほとんどのものが無料で気軽に参加でき、内容自体は育児書に載っていることの説明が多いです。
同じ時期に出産を控えているご近所の妊婦と交流ができます。
民間(企業や財団法人)
いかがでしたか?
妊娠中や育児に関する基本的な知識を身につけることが出来る母親学級は、同じ立場の友人や知人が出来、専門家の相談相手と会えることもあり、不安を解消につながる大切な機会です。
参加できるのなら、なるべく参加するようにしましょう!
おむつやおもちゃのベビーグッズメーカーや、育児サポート企業が主催しています。
企業の商品PRをかねていますが、病院や保健センターよりもリアルな目線で育児に関する実践的な情報が得られる場合が多くあります。お土産付きやマッサージの無料体験など魅力的なオプションがついてくることがあり、参加費がかかるものが多いです。