2016.11.03 Thu 更新

人工授精っていつ頃着床するの?着床時には何か症状が出る?

不妊の治療の一環として、人工授精を行った後には、受精卵が子宮内膜に着床することで妊娠が成立します。 なので、処置後にいつ頃着床するのか気になりますよね? 個人差はありますが、着床の時期には特定の症状がでることがあるので、そこで見分けることもできます。 今回は、人工授精をしてから着床するまでの時期についてや、着床した問に起こる症状についてまとめてご紹介いたします。

受精するのはいつ頃?

体外受精とは違って、子宮内で精子と卵子が自然に近い形で出会って受精するので、ほとんど自然妊娠と近いものになります。

本では約60年前から、海外では約200年も前から行われていた方法で、比較的安全な方法だといわれています。

不妊治療の一つで、排卵のタイミングに合わせて子宮内に元気な精子を直接注入することで受精の補助をして、妊娠の確率を上げるための処置です。
子宮内に直接精子を送り込むので、膣や子宮頸管内を精子が自力で移動する必要がなく、受精する確率が上がるのです。

そもそも人工授精って?

着床してからすぐのタイミングでは、一般的な妊娠検査約ではまだ判別できません。
しかし、着床した時に起こるといわれているいくつかの症状で判別できることがあるので、参考にしてみて下さい。

着床した時に症状でわかる?

その後、受精卵が子宮内膜に潜り込んでいき、着床が完了するまでには5日程かかるので、精子を注入してから着床が完了するまでには、あわせて2週間ほどの期間がかかることになります。

精子を注入してから卵子と出会って着床するまでに、約1〜3日程度。
受精卵が徐々に移動して子宮内膜に着床するまでには、約7日間の期間がかかるといわれています。

先程もお伝えしたとおり、自然に近い形で精子と卵子が出会って着床するので、自然妊娠と同じ期間をかけて着床まで至ります。

着床する時に傷つけられた子宮内膜から出血することがあります。
おりものと混じって排出されることが多く、薄い茶色やピンク色の出血です。
着床出血がある期間には個人差があり、1〜2程度で治まる人もいれば、長い人だと1周間以上続くこともあるようです。

着床出血

医学的な根拠はないといわれていますが、着床前後に下腹部にチクチクとした痛みを感じたという証言をしている人が多くいます。
着床したと思われる時期に感じる事が多いために「着床痛」といわれています。

着床痛

基礎体温の低下

排卵のタイミングに合わせて人工授精を行うので、基礎体温は高温期に入っていることになります。
受精卵が着床して妊娠が成立した時には、高温期が続きます。
妊娠していない時には生理が起こることで低温期入りますので、高温期が2周間に女王続くような時には、妊娠している可能性が高いといえます。

高温期の継続

アメリカなどでは多く報告されている症状で、着床した時に一時的に基礎体温が下がることがあるようです。
病気や異常があったわけではなく、下がった基礎体温がすぐに高温期の状態に戻れば妊娠の兆候かもしれません。

人工授精から着床する確率って?

人工授精によって受精し、着床まで至る確率は約5%前後だといわれています。
処置を下からと言って、必ず妊娠するというものではないことを覚えておきましょう。
タイミング法での妊娠率は約3%と言われているので、少しですが確率は上がります。

人工授精によって妊娠した方の多くは、3〜4回目の治療で着床まで成功すると言われています。
人工授精を5〜6回行っても着床に至らない時には、次のステップとして体外受精や顕微授精による治療をすすめられることもあります。

また、自然妊娠と同じように、妊娠後も特別気を使って安静にしておく必要もありません。
普段のどおりの生活でいいとは言っても、激しい運動を避ける、筋腫や禁煙を心がける、規則正しい生活をするといった一般的に健康的な生活を送るために必要だといわれていることは守るようにした方がいいでしょう。

人工授精を行った後に安静にしていると着床率が高まると聞いたことがある人もいるかもしれません。
しかし、コレをしたら着床率が高まるというようなものはないので、いつも通りの生活をすれば問題ありません。

人工授精を行った後の注意点

経質になり過ぎてストレスがたまることも良くないので、うまくリフレッシュしながら様子を見てくださいね。

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