2016.11.26 Sat 更新

シャフリングベビーって何?病気なの?原因や特徴まとめ

周りの子供と比べて自分の子供の成長が遅いと不安になるママも多いでしょう。普通より成長が遅いからといっても、個人差があるのでそこまで心配する必要はありませんよ。乳児期後期になってもハイハイせず、座ったまま移動しようとするシャフリングベビーというのをご存知ですか?今回はシャフリングベビーの特徴や原因を紹介します。

要するに、シャフリングベビーだとしても病気などではなく、少し違う発達の仕方をする赤ちゃんなだけなのです。
赤ちゃんの個性だと思って見守っていきましょう。

このような特徴が見られ、シャフリングベビーの可能性がありますが、ほとんどの場合は1歳半から遅くとも2歳頃までには一人歩きを始め、その後普通に成長していくと言われています。

・ハイハイせず、座ったまま移動する
・知能発達は正常
・立つのを嫌がる
・うつぶせで寝るのを嫌がる
・寝返りをしたがらない、もしくはしない
・親や兄弟姉妹、血縁者がシャフリングベビーだった
・座った状態で抱え上げても、足を下に伸ばさない

シャフリングベビーとは、乳児期後期になってもうつ伏せになってハイハイしようとはせず、お腹を床に付けてはいずるように移動したり、座ったまま引きずるように移動しようとする、立つことを嫌がったりする赤ちゃんのことです。
シャフリングベビーの赤ちゃんは全体の5%程という確率で、座ったままで進む子という意味もあり「いざりっ子」と呼ばれることもあるようです。
主な特徴としては、

シャフリングベビーとは

自閉症の場合は注意欠落多動性障害を引き起こしている可能性も考えられます。

脳性麻痺の場合、症状は様々ですが、手足が余分に動きすぎたり、手足が硬直して動かない、または自分で体のバランスが取れないといったものがあります。

先天性ミオパチーとは、生まれながらに筋肉の形成に異常がある病気で、難病指定されている病気の一種です。
すでに歩けていないといけない時期に歩けてないない場合、先天性ミオパチーの可能性も考慮しましょう。

シャフリングベビーになる原因については、はっきりとしたことは解明されていません。
ただ、シャフリングベビーの赤ちゃんの約4割は家族歴があり、何かしらの遺伝の影響があると考えられています。
また、ごく稀にシャフリングベビーの赤ちゃんの中には先天性ミオパチーという病気や、脳性麻痺や発達障害などの神経性の疾患を持っている子もいます。

シャフリングベビーになる原因ってあるの?発達障害との関係は?

何かしらの疾患が原因でなければ、特に治療や対策は必要ありません。
赤ちゃんの成長が少しゆっくりしているだけで、時期がくれば立って歩くようになってきますので、本人の成長を見守ってあげましょう。
シャフリングベビーの子はハイハイでのうつ伏せ移動をしないので、脚の筋肉の発達が遅れています。
マッサージで筋肉に刺激を与えてあげるのはスキンシップにもなっておすすめです。
それでも不安になるママは、シャフリングベビーの症状と向き合い方を、一度医師に相談してみるといいでしょう。

シャフリングベビーだった場合、何か対策は必要?

その他、母乳やミルクの飲みが悪かったり、首のすわりが悪い、言葉や体を動かすなどの発達が遅いなどの症状が見られたら、原因の解明や早い対策のためにも小児科に一度診てもらいましょう。

さいごに…

周りの子供はひとり歩きをしている中、座ったままの我が子をみると親として不安になってしまうのは当然のことだと思います。
しかし、シャフリングベビーの赤ちゃんも2歳になる頃には歩き始め、その後は順調に進むことがほとんどです。
疾患などの心配がない場合は、個性の一つだと前向きに捉えて焦らずに今だけの貴重な時間を楽しむ余裕を持って接するようにできるといいですね。

このまとめに関する記事

ランキング

ページトップへ