生理が始まった日を一日目として次の生理が始まる前日までの日数が生理周期です
生理周期の数え方
生理不順は生理周期が乱れていることを指します。まずは自分の生理周期を正しく把握しましょう。
生理不順とはどのような状態?
女性の悩み・不妊の原因としてよく取り上げられる生理不順。
本当に不妊の原因となるのでしょうか?
生理不順でも妊娠は可能
一般的に生理周期は25~38日が正常です。
前回の生理と多少のずれが出てきても正常の周期の範囲内ならそれほど心配することはありません。
女性の体はデリケートですから、いちもと違う生活週間やストレス、体調の変化によって若干変化します。
ですが、「3週間で生理がきてしまう」「生理の期間が10日以上ある」などといった場合は、生理不順と言えるでしょう。
周期が24日以内と短いものを頻発月経、39日以上あくものを稀発月経と呼びます。
正常な生理周期
理由2 卵が育たないまま生理が起こっている可能性
排卵日が不安定なので、妊活に効果的なタイミング療法がとても難しくなります。
基礎体温を図っている女性の方も多くいらっしゃいますが、基礎体温だけで排卵日を特定するのは意外と難しいのです。
体温が急に上がり初めて「排卵があったのかな?」ということに気が付きます。
これだと妊娠するためのタイミングとしては遅いことが多いです。
偶然にまかせるしかないということで妊娠の可能性が低くなってしまうのです。
理由1 排卵日の特定が難しい
しかし、生理不順が不妊の原因とされてしまうのはやはりそれなりの理由があります。
生理不順だからといって妊娠ができない体というわけではありません。
世の中には、ほとんど生理がこない人でも、2人も3人も子供を産んでいる人もいれば、1度も生理が乱れたことがないのに不妊で悩んでいる人もいます。
生理・月経は赤ちゃんを育てるための子宮内膜を排泄して取り替える働きのことをいいます。
動物のほとんどには生理がなく子宮の汚れを体内に吸収してしまいますが、人間の場合でも体が吸収して分解していることもあるのです。
これらはなんら稀な話ではありません。
個人の体質で大きく違うのです。
これは生理周期が正常な日数から極端に短い場合です。
生理があるから妊娠できるのではなく排卵があるから妊娠が可能になります。
卵が十分に育たないうちに生理が始まってしまうため無排卵で生理が起こっている可能性が高いのです。
このように、生理不順だからといって絶対に妊娠できないわけではないのですが、妊娠を望む方にとってはとても重要な体のサインであることは間違いありません。
そのままにしてしまうと、赤ちゃんを授かろうという大切な時に思わぬトラブルに見舞われて妊娠しづらくなることもあります。
放置しておかず、早いうちから産婦人科への相談や体のケアを心がけましょう。
生理不順を整えることでホルモンバランスも安定し妊娠しやすい体になるとともに、排卵日の予測がしやすくなります。
逆に生理周期が極端に長い場合は、卵巣の働きが弱っている可能性があります。
産婦人科で排卵を起こさせる卵巣の機能を回復する治療を受けることができます。
理由3 卵巣が弱っている兆候の可能性
生理不順の原因には体質・病気の他に次のようなことも関係してきます。
生理不順を整える方法
●ストレス
●タバコ
●お酒
●ダイエット
●睡眠不足
「バランスの取れた食事」「規則的な生活」「ストレスの解消」「運動不足の解消」を目指してみましょう。
産婦人科ではホルモン療法やビタミン療法をうけることができます。
マカをはじめたとした女性ホルモンの分泌を促進する効果があるサプリメントで生理不順が改善したという例も多く聞かれています。