2016.03.08 Tue 更新

いくらかかるの?どんな検査なの?女性不妊の検査についての疑問解消!

妊娠を望んでから1年以上妊娠しないと不妊と診断されます。そして、その後の治療についてクリニックで相談すると原因を探るために検査をすすめられる場合も多いはずです。でも、どんな検査をするの?どのくらい費用がかかるの?という疑問は尽きないと思います。そこで、女性不妊の検査についての疑問解消のため、自分なりに色々調べてみましたので、まとめてご紹介いたします。

また、検査の結果、万が一不妊症だった場合は、治療に数年かかることもあります。
不安やストレスが不妊の原因になることもあるので、不妊検査に迷ったら、まずは婦人科などに相談してみましょう。

まずはタイミングについて知っておきましょう。
不妊検査は、結婚し妊娠を望んでいるにもかかわらず、1年以上妊娠しない場合は、専門の医療機関に相談するのをおすすめします。
1年経って妊娠に至らないということは、何らかの原因がある可能性が高いためです。

不妊検査を受けるタイミング

ホルモンバランスの乱れは、内服薬によって治療をすることも可能です。
不妊はさまざまな原因が考えられるため、問診に始まり、子宮内膜の組織検査、超音波検査など、検査の種類もたくさんあります。
今回は「どのような検査があり、費用はどれくらいかかるのか」についてご紹介します。

「不妊検査って、どんなものがあるんだろう?」、「どれくらいお金がかかるの?」と、お悩みではありませんか?

不妊検査の内容と費用

妊娠も夫婦が協力し合うことが大切なので、検査も一人で黙って行うよりは、二人で相談しながら進めていくのがベストです。

不妊の原因は、夫婦どちらにあるか分からないので、夫婦で検査をしてください。
可能であれば、初診から二人そろって診察を受けるのが理想的です。

検査は夫婦で行うの?

視診

問診票に、過去にかかった病気や、健康状態、身長・体重などを記入し、それを元に診察を進めます。

問診

では、不妊検査の内容と費用について説明しますね。
不妊検査は、男女ともに、はじめは「問診・視診・触診」から始まります。
その先の検査は、排卵や月経の時期によって、できる検査が異なります。

皮下脂肪の量や、顔・体型などから、ホルモン・月経の異常がないか確認します。
また、内診もあり、膣内に膣鏡を入れ、子宮の異常を見つけたり、必要があれば粘膜の採取をしてさらに詳しく検査をしたりします。

〈費用〉
初診に関しては、800円台~。※初診で血液検査などを行った場合、この金額にプラスされます

お腹を押して痛みがあるか、子宮や卵巣に異常がないか、外側から触ったり、内側から触ったりして検査します。
この検査で腫瘍が見つかることもあります。
※服装は、ゆったりしたスカートにすると診察の際にスムーズです。

触診

血液検査

ここまでの検査が全てに共通するものです。
これから先の検査は、専門の医師との問診によって進められていきます。

血液を採取し、ホルモンの分泌量を検査します。
ホルモンの分泌量により、卵巣が正常に機能しているか、排卵の異常がないかを確認することができます。

膣内に細長いプローブを入れ、卵巣や子宮の腫瘍、筋腫、形の異常、多嚢胞性卵巣など、不妊を引き起こす原因がないか検査をします。
身体への負担が少ないので、よく行われる検査です。

超音波検査

〈費用〉
2000~20000円前後。※金額は病院により異なります。
検査対象のホルモンの種類が増えれば金額も上がります。

〈時期〉
初診時、黄体期、月経開始から5日前後

〈費用〉
1500円~

〈時期〉
初診時や、排卵日の前後

月経検査

月経が始まって1~3日目に行う検査で、経血を採取します。
結核菌がないかを確認するもので、経血の採取は短時間で済みますが、検査の結果は1~2カ月後に出ます。

〈時期〉
月経が始まって1~3日目

〈費用〉
4500円程度

子宮内膜組織検査

子宮の底のあたりから、組織を採取し、内膜の状態とホルモン物質による反応を検査します。
想定した排卵日とのズレがあるかどうかで、不妊につながる異常も確認することができます。

〈時期〉
排卵日の5~6日後

〈費用〉
2000円程度

腹腔鏡検査

おへそあたりから、腹腔鏡を入れ、卵巣と子宮の状態を見ます。
腫瘍や何らかの異常が見つかった場合は、その場で手術も可能です。

全身麻酔を使用し、おへそあたりの皮膚を切るため、身体への負担が大きくなります。

〈時期〉
排卵期前

〈費用〉
60000~70000円程度

膣内容・頚管粘液検査

〈費用〉
200円台~

〈時期〉
排卵期

綿棒などを使い、膣内の粘膜を採取し、頸管や膣で炎症が起こっていないかを確認する検査です。
検査の結果が出るまで1週間程度かかります。

子宮に内視鏡を入れ、子宮内膜に異常がないか確認します。
着床障害の原因が起きていないかだけでなく、わずかな異常も確認できる検査です。

子宮鏡・卵管鏡検査

〈費用〉
20000円程度

〈時期〉
月経後

検査への疑問は、多少解消されましたか?
不妊の検査は、不安が多いと後回しになりがちですが、少しでも気になったら、専門の医師に相談してみてください。

〈費用〉
6000~7000円程度

〈時期〉
月経終了後~排卵日まで

子宮内にチューブを通し、画像診断の精度を上げる薬剤造影剤(造影剤)を入れ、様子を見ながら、卵子や精子のスムーズな移動妨げる要因がないかを検査します

子宮卵管造影検査

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