2017.01.27 Fri 更新

自然妊娠できないの?抗精子抗体ってなに?検査方法はあるの?

不妊の原因には色々な原因が関わってきますが、その中の一つに「抗精子抗体」という物があります。 聞き覚えのない方も多いかと思いますが、不妊に悩んでいる女性の内約3%の方が抗精子抗体を保持していると言われています。 でも、抗精子抗体があると自然妊娠できないのでしょうか?原因や症状、検査方法などまとめてご紹介いたしますので、参考にしてみて下さい。

抗精子抗体に種類はあるの?

この抗精子抗体がなぜ女性の体内に作られるのかは、現在明らかにされてはいません。

本来、女性の体は外部からやってきた精子を受精のために拒絶せずに受け入れます。
しかし、抗精子抗体があると精子を外敵として攻撃してしまうのです。

自然に妊娠するためには、女性の体内で卵子と精子が出会って受精することが欠かせません。
しかし、抗精子抗体を女性が保持していると女性の体が男性の精子を敵とみなして攻撃してしまいます。
攻撃を受けた精子は卵子と出会うことができず、受精することができません。

抗精子抗体って?

男性にも抗精子抗体はあるの?

どちらの抗体が作られるかは個人差がありますが、どちらも精子が活動できなくなることには代わりはありませんので、受精ができなくなることには変わりません。

抗精子抗体は女性の体内に入ってくる精子を活動させなくしますが、その働きよって2種類に分けられます。
精子同士を塊のようにくっつけて動けなくする「抗精子凝集抗体」と、精子自体の運動能力を奪って動けなくしてしまう「抗精子不動化抗体」があります。

抗精子抗体検査って何をするの?

精子は男性の体内で作られるものなので、基本的には男性の体内には抗精子抗体が作られることはありません。
しかし、極稀に炎症や外傷、パイプカット手術を経験した方の中には精子と血液が混ざりあうことで体内で抗精子抗体が作られることがあります。
体内で精子が正常に作られていても、抗精子抗体からの攻撃を受けて活動能力がなくなってしまうので、不妊検査を受けると精子無力症と診断されることがあります。

抗精子抗体検査は保険適応外なので、費用は全額負担になります。
病院によって検査費用は変わりますが、1万円前後で受けることが出来る場合がほとんどです。
検査を受ける前に病院に確認しておくと安心です。

男性の場合は精液を顕微鏡で確認して抗体がくっついているかどうかを調べます。
20%以上の精子に抗体がくっついている場合に陽性を診断されます。

抗精子抗体の検査は女性であれば血液検査をすることで調べることができ、抗体があれば陽性と診断されます。
もし陽性だったという時には抗体の作用の強さを再度調べて治療方針が決定されます。

抗精子抗体陽性でも自然妊娠は可能なの?

女性に抗精子抗体の陽性反応が出た場合には、自然妊娠は殆ど不可能だと言われています。
陽性反応が出たあとに、しばらくして抗体の力が弱まって自然妊娠できることもありますが、このケースは珍しいのであまり期待しない方がいいでしょう。

自然妊娠は難しいですが、精子が抗体に触れなければ問題ありませんので、体外受精や顕微授精によって受精卵を体内に戻すことで妊娠することができます。

男性側に抗精子抗体の陽性反応が出た場合でも、全ての精子の活動が抑えられるわけではないんドエ、元気に動いている精子が一定数以上あれば自然妊娠することが可能です。
しかし、精子のほとんどが抗精子抗体の影響を受けている場合には、元気な精子だけを選別して体外受精や顕微授精によって受精卵とする処置が必要になります。

まとめ

いかがだったでしょうか?
タイミング法など妊活を頑張っていても自然妊娠できない場合には、抗精子抗体が陽性の可能性もありますので、検査を受けることも考えてみてもいいかもしれません。
早期発見して適切な治療を受けることで妊娠の可能性を高めることができますので、気になる時には産婦人科で相談してみてくださいね。

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