先述したように、赤ちゃんは体が小さいため、気温や周りの熱源の影響を受けやすいです。
すぐに体が温まりやすく、温まりすぎた体をクールダウンさせるため、大量の汗をかきます。その結果、体内から多くの水分が出ていってしまうのです。
また、新陳代謝も活発ですので、1日に何度もおしっこをします。
ですので、こまめな水分補給が大事になってきます。
体内から水分が出ていきやすい
また、赤ちゃんは元から体温も高めなので、温度に敏感です。
気温が温かいとすぐに体温があがってしまいます。その結果、汗も多く出て脱水症状になりやすくなります。
ではその原因について、詳しくみていきましょう。
大人の場合は、自分の意志で水分を補給する事ができますが、赤ちゃんはそうはいきません。
特に夏場なんかは注意しないと、すぐに脱水症状になってしまう可能性があるんです。
赤ちゃんの場合は、特に産まれて間もない頃だと水分補給の手段としてはお母さんの母乳やミルクに限られてしまいます。
脱水症状になりやすいその原因について
脱水症状になっているかの見極め方
赤ちゃんは大人に比べて体が未発達ですので、体内の水分量を調整してくれる肝臓の機能も未熟です。
大人の場合ですと、おしっこは摂取した水分量の違いで濃くなったり薄くなったりしますが、赤ちゃんの場合は体内の水分量が不足している時でも、肝臓の機能で水分質を再吸収することが出来ないため、普段と同じように排出してしまうため、脱水症状に陥りやすくなっているのです。
水分量の調整してくれる肝臓の機能がまだ未熟
赤ちゃんはウイルスに対する耐性が出来ていないため、体調を崩しがちです。
その度に嘔吐や下痢み見舞われます。
その結果、水分を大量に失ってしまいます。
こういった思わぬ形でも水分を失ってしまいますので、注意が必要です。
下痢などで水分が出ていく
後期症状
・おしっこの回数が普段よりも少ない
・便秘気味
・唇や肌が乾燥している
・顔が赤っぽく熱っぽい
・うんちが固い
初期症状
ではここからは脱水症状になっているの見極め方についてまとめてみましたので、ご覧ください。
・汗が全然でない
・うんちやおしっこを出そうとしているのに出ない
・高熱を出してしまう
・意識がしっかりとしていない
・痙攣が出ている
・肌の乾燥が進んでいる
予防法について
主にこのような症状が見受けられるます。
後期症状がどれか見受けられる場合は、進行を放っておくと命の危険性もあるので、すぐに病院で処置するようにしましょう。
水分補給する場合には、1度に大量の水分を与えてしまうと、むせて吐き戻してしまう事が十分に考えられます。
ですので、焦らずに、回数を増やして少しずつ水分補給をしてあげるようにすることをオススメします。
対処法
赤ちゃんを脱水症状にさせない為には、しっかりとした水分補給と体温調整が必要になってきます。
体温が上がり過ぎないように、都度様子をみて体温調整をしてあげましょう。
また、時に夏場なんかはしっこの量をチェックし、いつもより少ない時には多めに水分を与えましょう。
意識がしっかりとしている場合は、まずは水分補給です。
赤ちゃん用のポカリスエットなんかもあるので、オススメです。
授乳期の場合は、母乳をこまめにあげてください。
厚着の場合は衣服を脱がしてあげて、体温調整をしてください。
もし意識がはっきりとしていない場合は、速やかに病院へ向かいましょう。
症状が進行してしまうと、痙攣などを引き起こします。
日頃からしっかりと様子を観察し、適切な判断をするようにしましょう!