出生時体重から電材の体重を引いて、その値を出生時体重で割り100をかけた数値を「生理的体重減少率」と言います。
言葉で説明するとややこしいですが、かんたんな計算ですので、赤ちゃんの体重の現象が気にある時には調べてみましょう。
生理的体重減少率って?
母乳で育てている場合でも、ミルクで育てている場合でもこの生理的体重は起こり、一般的には生後数日で10%未満の体重減少が起こり、生後2週間ほどで出生時体重まで戻るとされています。
2週間ほどたっても体重が戻らない場合には、母乳育児がうまく言ってないために体重が戻っていない事も考えられますので、医師に相談しながら粉ミルクを飲ませるようにしたり、母乳マッサージなどで母乳がうまくでるようにしていくなどの対処が必要になります。
生後数日の間に赤ちゃんの体重が減少していく事を「生理的体重減少」と言います。
これは、赤ちゃんが尿をや胎便を排泄することや、赤ちゃんもママも授乳に慣れていない事が原因で起こるようです。
生理的体重減少って何?
生理的体重減少が起こった後は?
一般的に、母乳育児を行っている場合には生理的体重減少率は5〜7%、ミルク育児を行っている場合には3〜5%の体重減少が平均だと言われています。
大きく体重が減少して生理的体重減少率が10%を超えるような時には、赤ちゃんの哺乳に何かしらの問題が起きている可能性もありますので、小児科などで相談するようにしましょう。
生理的体重減少の目安って?
出生児の体重3,000g、現在の体重2,850gの場合は次のような生理的体重減少率になります。
(3,000-2,850)÷3,000✕100=5%
(出生児の体重-現在の体重)÷出生児の体重✕100=生理的体重減少率(%)
生理的体重減少が起こらない時には、赤ちゃんの尿や便の排泄、皮膚からの水分蒸発などに何活かしらの問題が起こっている可能性があります。
生理的体重減少がない時は?体重が戻らない時は?
生後しばらくすると赤ちゃんも時哺乳が少しずつうまくなり、1日に摂取できる栄養量が増えていき、尿や便、皮膚からの水分蒸発で身体の外に出ていく水分の量を上回ります。
そうすることで、生後2週間頃までに元の体重に戻ると言われており、その後も1日25〜30g程度ずつ体重が増えていって、生後3ヶ月ころには出生時の体重の2倍以上になります。
また、生理的体重減少率が10%を超えている場合や、2週間ほどたっても体重が戻らない場合にも注意が必要です。
母乳がうまく飲めていないだけでなく、甲状腺機能の低下などによる活気低下、ヒルシュスプルング病という腸の病気などで体重減少が起きていることもあるので、病院を受診して体重減少の原因を突き止めて早めに対処する必要があります。
機嫌がよく、しっかりとおっぱいを飲んでいるはずなのに体重が減ってしまうと心配になりますよね。
しかし、これは生理的なものでどの赤ちゃんにも起こることなので安心して下さい。
初めての育児は慣れずに不安になることも多いかと思いますが、知っておくことで不要な心配も減っていくので参考にしてくださいね。