2017.04.12 Wed 更新

肌トラブルの治療薬「ステロイド」。注意点や副作用についてまとめました。

赤ちゃんが起こす肌トラブルの治療薬は「ステロイド」という塗り薬が処方されることがほとんどです。 「ステロイド」は刺激が強いというイメージがあるため、医師から処方されても「本当に使ってもいいの?」と不安になってしまいますよね。 今回は、「ステロイドの注意点や副作用」についてご紹介します!

ステロイドは、お風呂に入って身体を清潔にしてから、水気を拭き取って、患部に塗ります。
軟膏タイプのステロイドは、人差し指の第一関節の長さぐらいの量を、ローションタイプのステロイドなら一円玉大ぐらいの量を目安に塗るようにしましょう。
ステロイドの前に保湿薬や保湿クリーム等を塗るように、医師から指示を受けることもありますよ。

乳児湿疹やアトピー性皮膚炎等の肌トラブルが起こったときに処方されます。
軽度の乳児湿疹では処方されませんが、湿疹による炎症が悪化すると処方されますよ。
肌トラブルを根本から治すというわけではなく、肌の炎症を鎮め、悪化するのを抑える働きがあるステロイドは、かかりつけの医師の指示通りに使いましょう。

ステロイドの使い方

「ステロイド」は、化学的に合成して作られた体内の炎症を抑制したり、免疫バランスを保つ作用を持つ「副腎皮質ホルモン」を含んでいる薬です。
塗り薬だけでなく、内服薬や点眼薬等、様々な形で処方されます。
塗り薬としての「ステロイド」は、アトピー性皮膚炎を初めとする、多くの皮膚疾患に使用されています。

ステロイドって何?

ステロイドの副作用は?

早く治したいからといって多めにステロイドを塗ると、炎症が治まらず、肌の調子を悪くしてしまう可能性があります。
正しく使用して1週間たっても肌の状態が改善されていないようなら、医師の診察を受けるようにしてくださいね。

ステロイドは医師から指示された期間、使うのが基本です。
ですが、長期間使用しないようにしましょう。
長期間の使用は副作用を強める原因になるので、医師から指示された用法・用量を守って使用しましょう。

ステロイドを使うときの注意点

皮膚が薄くなる

長期間使用していると、顔が赤くほてってカサカサと乾燥し、ニキビのような湿疹が現れることがあります。
この症状はステロイドの使用を止めると治まります。

顔がほてって乾燥する

内服や注射によって長期間、大量に使用した場合は副作用が現れやすいのですが、塗り薬タイプであれば、副作用等の大きな影響は少ないとされています。
ステロイドの副作用は以下の通りです。

長期間使用していると、肌が薄くなって、血管が目立つようになります。
医師の指示に従って正しく、短期間の使用であれば、心配はないとされています。

まとめ

ステロイドは、使う人の免疫機能も抑制する効果があるため、とびひ等の皮膚の細菌性感染症が起きやすくなります。
細菌性感染症の症状が見られたら早く医師に相談して抗生物質を処方して対処するようにしましょう。
細菌性感染症を引き起こしていないか、すぐに変化に気づけるようにするためにも日頃から赤ちゃんの肌の状態をチェックしておいてくださいね。

細菌感染が起こりやすくなる

いかがでしたか?
ステロイドは刺激が強いため、不安になる方が多いのですが、医師の指示通りに使用すれば安心で効果が高い薬です。
長期間の使用は副作用を強める原因になるので、医師から指示された用法・用量を守って使用しましょう。
症状が治まれば一旦使用を中止して様子をみるようにしてくださいね。

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