初期流産を予防するには?
また、生理痛に似た腹痛やお腹の張り、腰痛が起こることもあります。
流産というとお腹の痛みが代表的な症状のように思われがちですが、初期流産では、痛みの自覚なしに不正出血とともに流産が起こってしまうことも。逆に不正出血があっても流産ではないこともあるので、痛みがなくても不正出血があったら病院を受診して、医師の診断を仰ぐ必要があります。
初期流産は「つわりが突然なくなって気づいた」という方が多いようです。
不正出血については、ダラダラと少量の出血が続くパターンという方もいれば、急に大量の出血があって驚いて病院に駆け込んだという方もいます。
・つわりが急になくなる
・不正出血
・胸のはりがなくなる
・腰痛
・腹痛
初期流産や兆候は?
「もしかして妊娠?」のドキドキから、検査薬や医師による心音確認を経て、妊娠が確定する「妊娠初期」。
つわりなどの体調変化も始まります。妊娠初期は15週までの期間を指しますが、この期間は「流産への注意がもっとも必要」で、全流産の9割が起きる時期です。
今回は初期流産の兆候、症状と予防法についてご紹介します。
葉酸は赤ちゃんの細胞の形成を助けてくれます。
葉酸は通常の食事だけでは必要量を賄うことが難しいため、サプリメントの利用もおすすめです。ただし、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、女性がサプリメントから摂って良い1日の葉酸の耐容上限量は決まっているので、上限を超えないように気をつけながら摂取してくださいね。
(※上限18~29歳で900μg、30~69歳で1,000μg)
葉酸とビタミンEを摂取する
妊娠12週以前に起きる流産は、胎児の染色体異常が主な原因で、妊婦さんの努力では防ぐことが難しいといわれています。
わずかな母体側のリスクを最小限にするためにできる予防法をご紹介します。
<おすすめの冷え対策>
・腹巻きや使い捨てカイロを活用する
・職場のエアコン対策に上着を持参する
・温かいスープや根菜類など身体を温める食事をとる
・シャンプー後の髪はしっかり乾かす
体を冷やすと、子宮の筋肉が収縮し、子宮内膜の血流が悪くなります。
子宮内膜から胎盤が成長し、胎盤から 酸素や栄養を胎児に送るので、
子宮内膜の血流が悪い状態になると胎児に酸素や栄養が十分に届けられない状態になってしまいます。
妊娠前から冷え性だった方はもちろんですが、身体やお腹を冷やさないように注意していきたいですね。
体を冷やさない
妊娠中に喫煙をすると流産や早産の発症する確率が高くなり、胎児の発育遅延をきたすのみならず、
生まれてきた子供の知能が低くなることや、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の発症する確率が
約2倍になることが報告されています。
妊婦さん自身の禁煙はもちろん、家庭内や職場での間接喫煙にも注意したいですね。
タバコを控える
初期流産の兆候があっても焦らず対応
いかがでしたでしょうか?初期流産は染色体異常など胎児側に原因があることがほとんどです。
もし初期流産の兆候があったとしても、自分を責めすぎず、慌てずに対応していきましょう。
何か異常を感じたらすぐにかかりつけのお医者さんに相談しましょう
また、身体は着々とママになる準備を始めますから、妊娠前と全く同じとはいきません。
無理をせず、がんばりすぎないことを念頭に、パートナーや職場の理解を得て、
ゆったりとした生活を心がけてください。