自閉症の症状や診断方法について
発達障害にも様々な種類があります。
対人関係やコミュケーションの障害、興味やこだわりが強いことが自閉症の特徴といえます。
他にも似たような症状として自閉症と同じような特徴を持つものの、言葉や知的発達の遅れは特にない、アスペルガー症候群といった発達障害もあります。
そもそも自閉症とは何なのでしょうか。
自閉症とは先天性の発達障害です。
障害のせいで脳がうまく機能せずに、目や耳から入ってくる情報を整理して認知することが苦手です。
よく名前の印象から、他人に心を閉ざしてしまうことだというイメージを持たれがちですが、そういった心の病ではないので勘違いしないようにしましょう。
自閉症とは
自分の気持ちを上手く言葉にできなかったり、言葉の意味をしっかりと理解できなかったりします。
言葉の遅れや、常に喋るとオウム返しになったり、特に意味のない言葉を繰り返したりなどの特徴がよく見られます。
全く言葉が出ない場合もあります。
コミュニケーション能力の欠如
自分と相手の関係を正しく理解できず、適正な行動をとれなくなります。
また、目線が合わないなどの特徴もあり、一緒に遊ぶ人がいないなど子や、逆に人見知りを知らず、人に対しても平気で話しかけたりなど極端で一方的な関わり方をします。
社会性の欠如
自閉症の子は、症状が強い子、弱い子といて、健常者との境目は曖昧だと言われています。
特に子供の場合は、仮に症状がでていたとしても、それが個性だと言われますので、区別がつけにくいです。
ただ医学的には、子供に合わせて成長を促してあげないといけないので、ある程度の基準は設けられています。
基準についてまとめてみましたのでご覧ください。
以下の症状が3歳までに認められた場合は自閉症と診断されます
多動
自閉症の特徴的な行動
想像力が乏しい為に、自分の気持ちをうまく表現できなかったり、挨拶に対しての反応が鈍かったりします。
また、新しい環境では興奮したり、泣き続けるといった、パニック状態に陥りやすい傾向にあります。
想像力の欠如
とにかくじっと出来ない為、落ち着きがありません。
注意欠陥や多動性障害と診断されることもあります。
意志の疎通ができない
他の人には理解できないこだわりが強い傾向にあります。
決まった物しか食べないや、位置、行動、習慣に強くこだわる子もいます。
こだわり
感覚異常
自分の気持ちをうまく伝えれず、相手の手を掴んで引っ張っていくような行動をとることが多いです。
これをクレーン現象といいます。
聴覚・視覚・嗅覚などの感覚が正しく脳で処理されない為に、極度に過敏であることが多くなります。
逆に鈍感で痛みを感じなかったりする子もいます。
睡眠異常
いかがだったでしょうか。
他にも色んな特徴がありますが、代表的なものをピックアップしてみました。
自閉症はネガティブなイメージがありますが、症状を理解し、個性を伸ばしていくような教育を行なうことで、社会に適した形で生活することは可能です。
成長していっても睡眠のリズムが中々掴めずに、2時間おきに目を覚ますなど、睡眠時間が極端に少ない状態が続きます。