2017.05.10 Wed 更新

咳が止まらない!妊娠中だけど咳止めを飲んでもいいの?対処法についてまとめました。

咳が一度でるとなかなか止まらず、嘔吐しそうになったり、夜も眠れなかったりと、苦しい思いをすることが多々あります。 咳を止めたいときに、咳止め薬を使う方は多くいますが、妊娠中に薬を服用するのはお腹の赤ちゃんに何か影響がありそうで、正直のところ、あまり使いたくないですよね。 今回は、「妊娠中の止まらない咳の対処法」についてご紹介します!

咳止めを飲んでもいいの?

咳が長い期間止まらないと赤ちゃんに何か悪い影響があるのでは…と不安になる方は多くいます。
激しい咳は腹圧がかかるので、赤ちゃんが苦しい思いをしてしまっているのではないかと考えてしまいがちですが、咳くらいの腹圧で赤ちゃんに悪影響を与えることはほとんどありません。
腹圧より注意したいのは、激しい咳が止まらず、呼吸困難になってしまうと、低酸素状態になり、赤ちゃんに十分な酸素を届けることができなくなってしまう可能性が少なからずあることです。

赤ちゃんに何か影響は?

「咳」は、喉や気管の粘膜が刺激されて、反射的に激しく息を吐き出すことをいいます。
呼吸時に喉や気管に入ってきた細菌やウイルス、花粉にホコリ等の異物が粘膜を刺激し、排出しようとして咳は起こると言われています。

「咳」ってどうして出るの?

マスクをする

妊娠中に咳が止まらないときの対処法は、対症療法が基本です。咳が悪化しないよう、気をつけて生活しましょう。
妊娠中の止まらない咳の対処法は以下の通りです。

妊娠中の止まらない咳の対処法

市販されている咳止め薬を自己判断で使わないようにしましょう。
多くの咳止め薬には使用の際、医師または薬剤師に相談するように記載されています。
場合によっては、薬を飲まない方が良いと判断されることもあるので、慎重になってくださいね。
どうしても飲みたい場合は産婦人科医に相談して、妊娠中でも飲むことができる咳止め薬を処方してもらうようにしましょう。

加湿して喉を潤す

喉が乾燥していると咳は酷くなってしまうので、水分を摂取しましょう。
水を飲んでいる最中に咳が出てしまったら噴き出してしまいそう…という方は、ストローを使って少しずつ飲むようにしてくださいね。
冷たいものは刺激になってしまって咳を誘発するので、常温のものか温かいものを飲むようにしてくださいね。

水分を摂取する

咳をしているときはマスクするのはエチケットとして当然のことですが、マスクは喉の乾燥を予防するのに効果的な方法です。
マスクをしていると、吐息に含まれている水分がマスクの内側に充満して加湿されている状態になります。
より高い保湿効果を求める場合は、濡れマスクや湿ったガーゼをマスクの内側に仕込んで使うようにしてくださいね。

気道が乾燥していると咳が止まらなくなるので、加湿器を使ったりして気道を湿らせるようにしましょう。
適切な湿度は50〜60%程度だと言われています。
加湿器がない場合は、濡れたバスタオルやお湯を張った洗面器を置くようにしましょう。
湿度を上げすぎてしまうとウイルスやカビが繁殖しやすくなってしまうので注意してくださいね。

パイナップルを食べる

はちみつ大根は、江戸時代から風邪薬の代用品として利用されてきました。
はちみつには殺菌力が強く、細菌の増殖を抑えることができ、大根に含まれている「ジアスターゼ」という酵素の消炎作用で喉の痛みを緩和すると言われています。
長期保存は出来ず、時間が経つと、大根の臭いが強くなり、飲みにくくなってしまうという気をつけたいポイントはありますが、咳が止まらない時には即効性があると言われています。
はちみつには、ボツリヌス菌が含まれているので、1歳未満の赤ちゃんには与えないでくださいね。

はちみつ大根のお湯割りを飲む

咳に効くツボを押す

パイナップルには、「ブロメライン」というたんぱく質を分解する働きを持つ酵素が含まれています。
この酵素は、痛みと炎症を軽減させる効果があり、喉の炎症や痛みが緩和され、痰を出しにくくなるとされています。
「ブロメライン」は、60℃以上で活性を失ってしまうので、咳を止めたいときは加熱せずに生のパイナップルを摂取するようにしてくださいね。
パイナップルの缶詰は、熱処理が施されているため、咳を止める効果はありません。注意してくださいね。

人間の身体には、咳を鎮めてくれるツボがあります。
代表的なものは「尺沢」と「天突」です。
尺沢は、肘の内側にあります。腕を真っすぐに伸ばし、腕の関節から指4本下にあるとされています。
天突は、鎖骨の間にあります。鎖骨の真ん中の少し凹んだところにあるとされています。
適度な強さで押しましょう。押し過ぎには注意してくださいね。

まとめ

いかがでしたか?
上記にある対処法を行っても咳がすぐに治まらないことがあります。
そんなときは諦めず、根気よく続けるようにしてくださいね。
咳が3週間以上続いている場合は、何か病気を発症しているのかもしれないので、病院で医師の診断を受けましょう。

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