食べらない時にはどうしたらいい?
一般的には妊娠4〜6週頃から始まり、妊娠12〜16週頃から次第に落ち着いてくると言われていますが、この時期にも個人差があり、ほとんど感じない人もいますし、長い期間重い症状が続くこともあります。
つわりが起こる妊娠初期には「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」や「エストロゲン(卵胞ホルモン)」、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」などの分泌量が増えるため、このホルモンバランスの変化が関係しているのではないかと考えられています。
妊娠初期に起こる吐き気、倦怠感、胃もたれ、眠気などの生理現象をつわりと言います。
多くの妊婦さんが悩まされている症状ですが、その原因は現時点ではっきりとわかっていはいません。
そもそもつわりって何?
食事を小分けにする
また、つわり中にはそれまでと食べ物の好みが大きく変わることもあります。
それまで特に好きではなかったものがむしょうに食べたくなったり、好きだったものが食べられなくなったりします。
なので、それまで食べていなかったようなものでも試してみると食べられることがあります。
まずはつわりの症状があっても食べられるものがないかを探してみてください。
水分が多くて冷たいものなどは、比較的食べやすくつわり中でも食べることが出来る場合が多いです。
なので、果物やそうめんなど冷たくサッと食べられるものを試してみてください。
食べられる物を探す
つわりの時期は1日中吐き気を感じたり、胃もたれなどで食欲がなくなったりして何も食べられない事もあります。
そんな時には、次のようなことを試してみてください。
レモン水や炭酸水なども爽やかな味のものや、生姜湯などは比較的飲みやすいと言われているので試してみてください。
水を飲み込むのを辛い時には、氷を舐めて水分を補給すると吐き気無く摂取することができます。
つわりでなかなか食事が取れない時には、脱水症状になってしまう可能性もあります。
なので、食べることができなくても水分はこまめに補給するようにしましょう。
水分補給
つわりの時には一度の食事でたくさん食べられなくなることもあります。
なので、一度の食事量を少なくして、1日のうちで5〜6回に小分けにして食べるといいかもしれません。
家族のために3食つくる時には、それを自分用に小分けにして冷蔵・冷凍保存しておくと温めるだけですぐ食べることができますよ。
酸っぱいものやショウガ
つわりで食べられなくても赤ちゃんに影響はない?
また、ショウガは吐き気を抑えてくれる効果があるので、生姜湯を飲んでみたり料理にショウガを足してみたりしながら試してみましょう。
酸っぱいものにはクエン酸を豊富に含み、唾液の分泌量を増やしてくれます。
唾液が多く分泌されると食欲が増すこともありますので、レモンや梅干しなどを試してみてください。
赤ちゃんの事を考えると栄養バランスの取れた食事が一番ですが、つわりで食べられない時期が続くと栄養の偏りが気になりますよね。
しかし、妊娠初期の時期は、まだ胎児は母体に蓄えられている栄養だけで育つことができますので、あまり食事が取れなくても赤ちゃんへの影響が少ないと言われています。
なので、まずはママの体力を維持することを考えてください。
食べられる物を探して少しずつでも食べるようにしましょう。
栄養バランスを考えた食事は、つわりが治まった時期に考えれば大丈夫です。
病院には行ったほうがいい?
つわりが酷く、一日の内に何度も嘔吐して水分補給をすることも難しい、体重が妊娠前に比べて5%異常減った場合などには「妊娠悪阻」と診断される場合があります。
なので、水分も取れないような状態になる前に、かかりつけの産婦人科に相談しておきましょう。
重症化すると脱水症状などが起こり、胎児へも影響が出てしまうことがあります。
なので、ママと胎児の健康のためにも点滴などの処置を受けるようにしましょう。