2017.06.03 Sat 更新

子宮外妊娠でも検査薬は陽性になるの?基礎体温の変化は?つわりなどもある?

妊娠しているかも…と思い検査薬で陽性が出ると嬉しくなりますよね。 しかし、陽性反応が出た場合でも「子宮外妊娠」の可能性もあります。 子宮外妊娠の場合は妊娠を継続することが出来ず、処置が遅れると母体の命にも関わる危険な状態です。 妊娠がわかった時にはすぐに産婦人科を受診して正常な妊娠かどうかを確認する必要があるのです。 そこで、今回は子宮外妊娠による身体の変化などについてご紹介いたします。

通常の妊娠であれば、卵巣から排出された卵子が精子と出会い、受精卵となると子宮へと移動していき子宮内膜に着床します。
しかし、卵管や卵巣など子宮内膜以外に着床してしまった場合には「子宮外妊娠(異所性妊娠)」となります。

子宮外妊娠ってどういう状態?

子宮外妊娠は全妊娠の約1%とあまり多いものではありませんが、誰にでも起こりうるものです。
中でも、以下の様な項目に当てはまる場合には、子宮外妊娠が起こるリスクが高まると言われています。

・過去に子宮外妊娠の経験がある
・卵巣・卵管手術を受けたことがある
・性器クラミジア感染症や子宮内膜症の既往歴がある
・子宮内避妊器具を挿入していた
・人工妊娠中絶の経験がある
・体外受精による妊娠

検査薬は陽性になるの?

妊娠検査薬は、「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」という妊娠した時に分泌されるホルモンを感知して判定しています。
妊娠検査薬を使用した場合、子宮外妊娠でも正常な妊娠と同じような陽性反応が出ます。

子宮外妊娠でも受精卵は着床しますので、形成虫の胎盤にある絨毛からhcGホルモンが分泌され、妊娠検査薬は陽性反応を示します。

身体の変化は?

子宮外妊娠の場合でも、正常な妊娠と同じようなホルモンバランスの変化が起こり、つわりや胸の張り、風邪に似た症状など、妊娠初期症状と呼ばれるものが見られます。

子宮外妊娠の場合には、少量の不正出血やピンク色のおりものが続くなどの症状が現れます。
しかし、正常な妊娠でも初期に少量の出血がみられることはありますので、出血の症状だけで正常な妊娠火子宮外妊娠かを判断することは難しいです。

また、基礎体温も高温期が続きます。

これらの身体の変化は正常な妊娠の場合と同じですので、高温期が続く、つわりがある、検査薬で陽性が出たなど、妊娠初期症状が出ていても産婦人科を受診して「正常な妊娠」とわかるまでは子宮外妊娠である可能性もないとは言えないのです。

だからこそ、検査薬で陽性が出た場合には、できるだけ早めに産婦人科を受診するようにと言われているのです。

治療は必要?

子宮外妊娠がわかった場合、母体の状態が安定していれば治療を行わずに経過観察となることもあります。
しかし、ほとんどの場合は症状に合わせた治療が必要となり、胎嚢の成長を抑えるために薬物療法を行なったり、胎嚢を取り除くために腹腔鏡下手術を行なったりします。

状態によっては卵管破裂などの可能性もあり、緊急度が高い場合には卵管ごと手術で切除しないといけないこともあるようです。
しかし、卵管を切除してしまうと次に妊娠できる確率が下がってしまうため、医師と相談しながら慎重に決めるようにしましょう。

子宮外妊娠を早期に発見するためには

子宮外妊娠かどうかを確かめるには、産婦人科でエコー検査などを受ける必要があります。
正常な妊娠の場合には、妊娠5〜6週間前後にしきゅうないに「胎嚢」が見えますが、時期が早いと確認できないこともあります。
その場合には、1週間後に再度検診を受ける事になりますが、その時点でも胎嚢が確認できないと、子宮外妊娠の疑いがあるとされます。

妊娠週数は最後の生理の開始日を「妊娠0週0日」としますので、生理予定日1週間後の妊娠検査薬を使用する時期には妊娠5〜6週となります。
なので、検査薬で陽性が出た時には早急に産婦人科を受診するようにしましょう。

卵管内で着床している場合には、受精卵が大きくなっていくことによって「卵管破裂」など命の危険もある状態になることもあります。
なので、できるだけ早く発見して早急に適切な処置を受けるためにも、妊娠検査薬で陽性が出た場合にはすぐに産婦人科を受診して下さい。

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