2017.06.15 Thu 更新

お宮参りでは誰が抱っこするの?決まりはあるの?

赤ちゃんが生まれてから1歳まではたくさんの行事があります。 その中でも生後1ヶ月頃に赤ちゃんの誕生のお祝いと健やかな成長を願って行われるのが「お宮参り」です。 お宮参りの時には、父方の祖母が抱っこするのが一般的だとされていますが、他の人が抱っこしてはダメなのでしょうか? そこで、今回はお宮参りの時に赤ちゃんを誰が抱っこするのかをまとめてご紹介いたします。

赤ちゃんは誰が抱っこするの?

赤ちゃんは「白羽二重(しろはぶたえ)」という内着を着せて抱っこし、華やかな柄の入った「祝い着」という着物で抱っこした人と一緒に包むのが正式な方法ですが、最近ではセレモニードレスやベビードレスを着せてお宮参りをすることも多いようです。

お宮参りを行う時期は男の子は生後30〜32日頃、女の子は生後31〜33日頃行うのが一般的です。
地域によっても差があり、生後50日頃、生後100日頃に行うこともありますので、住んでいる地域の風習に合わせる時には事前に確認しておくようにしましょう。

お宮参りは「初宮参り」とも呼ばれ、赤ちゃんが生まれてから1ヶ月後に行われます。
住んでいる土地の産土神・鎮守様を「氏神様」と呼び、赤ちゃんが誕生したことの報告やその後の健やかな成長をお願いします。

そもそもお宮参りって?

他の人が抱っこしてもいいの?

しかし、最近では祖父母が遠方に住んでいることも多いですし、慣習どおりにお宮参りが出来ないことも多いですよね。
なので義母が抱っこしてお宮参りをしても、母親も一緒に参加することがほとんどです。

赤ちゃんは生後1ヶ月で忌み期間を抜けますが、母親はまだ忌み期間中なので、父方の祖母がお宮参りを行うのが一般的だったようです。
産後の回復期なので、母親の体調を気遣っての習わしだという説もあります。
また、地域によっても由来や慣習は違い、母親以外の誰が抱っこしてもいいとされていることもあります。

昔は出産は命に関わることも多く、「穢れたもの」とされていました。
そのため、産後は「出産の忌み期間」とされて母親の外出が禁止されていたようです。
そのことから、お宮参りで祈祷を受ける時には、父方の祖母が抱っこするのが慣習でした。

当日意見が行き違っていることが分かると、お互い気持ちよくお参りすることが出来ませんし、地域や家庭によって考え方も違いますので、誰に抱っこしてもらいたいのかの希望がある時には、事前にどうするのかを確認して話し合っておくと良いでしょう。

父方の祖母以外に抱っこしてもらいたい時には、理由や誰に抱っこしてほしいのかをよく話し合い、父親から祖母に伝えてもらうとスムーズですよ。
祈祷の時には父方の祖母に抱っこしてもらって、写真撮影の時には他の人に抱っこしてもらうなど、その時によって抱っこしてもらっても良いでしょう。

祖父母を招いてお宮参りを行う時には、祈祷の時に誰が抱っこするのかを先に確認しておきましょう。
特に希望がないのであれば、昔からのしきたりに習って父方の祖母に抱っこしてもらえるようにお願いをするといいでしょう。

最近では核家族化も進んでいるので、家族だけで行事を行うことが多く、お宮参り以外の行事も時代に合わせて簡略化されている事が多いようです。
家族の都合などを優先して、父母と赤ちゃんだけでお宮参りをしたり、母方の祖母が抱っこすることも珍しくありません。

まとめ

赤ちゃんが生まれると沢山の行事がありますが、どれも赤ちゃんの誕生を祝い、健やかに成長してほしいという願いが込められた「赤ちゃんのための行事」です。
なので、パパやママ、祖父母の意見だけでなく、赤ちゃんのその時の様子や機嫌にあわせて臨機応変に対応できるのが一番です。
生後1ヶ月頃は、赤ちゃんも外出に慣れていませんし、ママの体も完全に回復しているとは言えない時期です。
なので、お宮参りに参加する人が赤ちゃんも含めてみんな気分良く終えられるようにするのが、理想的ですよね。

このまとめに関する記事

ランキング

ページトップへ