赤ちゃんは便秘で吐くこともあります。
腸の内容物が下に降りていかず、胃の中のものが下に降りきれずに吐いてしまう状態です。
ただし、この状態はかなり便秘が悪化している状態にならないと起こりにくいです。
2〜3日程度の便秘が原因で吐くことはいので、長期の便秘が原因で吐いている場合は早めに便秘を解消してあげるようにしてあげましょう。
便秘が原因でおなかが痛い
赤ちゃんは生まれて半年くらいまでは、きちんとゲップをさせてあげないと胃の中にたまった空気がゲップとして出るときに、一緒にミルクが逆流してしまうことがあります。
胃の作りが未発達なうちは、泣いて力んだだけで腹圧がかかって吐いてしまうことも頻繁にあり、このような場合は特に心配することはありません。
逆に吐くことでおなかが楽になってご機嫌になる赤ちゃんもいますよ。
消化器官が未発達
赤ちゃんが吐いてしまう理由は様々ですが、主なものを紹介します。
赤ちゃんが吐いてしまう原因は?
嘔吐と同じくして激しい下痢をすることがあり、白っぽい下痢便が出ることもあります。
赤ちゃんは嘔吐や下痢で脱水症状を起こしやすいので、病院へ連れていきましょう。
ロタウイルス性胃腸炎などの風邪にかかってしまった場合は、噴水のような嘔吐をすることがあります。
嘔吐物にはウイルスが大量に含まれていて、大人にもうつることがあるので、吐瀉物を素手で触らない、マスクをつける、手洗いうがいを徹底するなどの対策を徹底するようにしましょう。
胃腸炎が原因で吐いている
赤ちゃんは食べる量、飲む量も少ないですが、体が小さいので便秘が続くと途端におなかが膨らんできます。
仰向けに寝ている状態で、赤ちゃんを横からみた時に胸よりおなかが膨らんでいたら、便秘でガスが詰まっている可能性が高いです。
・お腹がパンパンに膨れ上がる
・頻繁に嘔吐する
・胃液や胆汁を吐く
・激しく泣く(5分~15分おきに)
おなかがパンパンになって嘔吐を繰り返すときは、病気の可能性があります。
これは、同時に便秘の症状もひきおこします。
腸閉塞などの病気によっておこることがありますが、腸閉塞が原因の場合と単なる便秘などの場合を家庭で見分けるのは困難です。
何らかの原因で腸管がふさがってしまうのを腸閉塞と言い、放っておくと危険な状態になります。
病気によって便が出なくなったから
一番見分けやすいのは胆汁で、黄色く苦いにおいがします。
進行すると茶色い内容物が出てきます。
嘔吐すると一時的に症状は軽くなり、苦痛も軽くなりますが、また繰り返されます。
嘔吐を繰り返す場合は、すぐに病院へ行ってください。
吐くと泣き止み、しばらくしてまた泣きわめいて吐く。
これを繰り返すようなら、真夜中でも救急病院へ行くようにしてください。
赤ちゃんが嘔吐する原因は様々ですが、症状にあった対策をとることや、家での予防を取ることもできます。
赤ちゃんが辛そうなら無理をさせずに病院へ連れていってあげましょう。