帝王切開での立会いが可能な場合でも、腹部から下はカーテンで仕切り、開腹部分は見られないようにする事が多いようです。
また、途中で気分が悪くなったときのために予め座った状態での立ち会いとなることもありますが、基本的にはママの頭の近くで立ち会うことが多いようです。
どうやって立ち会うの?
帝王切開で立ち会いが出来るのは、予定帝王切開の場合です。
経膣分娩で立ち会いをしていると通で緊急帝王切開になった場合には、立ち会いをできないことがほとんどですので、事前に確認しておきましょう。
帝王切開は「予定帝王切開」と「緊急帝王切開」の2つに大きく分かれます。
予定帝王切開は自然分娩が難しいと事前に判断された時に、予め日程を決めて行なわれます。
緊急帝王切開は経膣分娩の途中でなし頭の問題が起こった時に、母子の安全を優先するために行なわれます。
妊婦さんと一緒に家族などが分娩室に入って出産に立ち会うことを「立ち会い出産」と言います。
出産に立ち会うことが出来るのは自然分娩だけだと思っている方も多いかと思いますが、実は帝王切開でも立ち会い出産が出来る産院が増えているそうです。
近年、帝王切開での分娩が増加傾向にあることも関係しているのかもしれません。
帝王切開でも立ち会いできるの?
事前講習
帝王切開での立ち会いを行う時には、事前に確認しておくことや注意することがあります。
ママも立ち会う家族も一緒に、事前に医師に確認しておくようにしましょう。
注意点は?
余計なものは持ち込まない
長い妊娠期間を乗り越えての出産は、家族にとって待ちに待った大イベントです。
しかし、帝王切開は開腹手術の一つですので、そのことは忘れないようにしてください。
立ち会い時に良い場所でビデオ撮影などをしたいという気持ちもあるかもしれませんが、一歩間違うとママや赤ちゃんの安全に影響をあてる可能性もありますので、母子の安全を第一に考えて下さい。
触ってはいけないものや入ってはいけない場所など、医師やスタッフの指示は必ず守って下さい。
帝王切開は手術であることを忘れない
産院によっては立ち会いのための事前講習を受ける必要がある場合もあります。
手術の流れや、帝王切開のメリット・デメリットなどをしっかりと確認し、把握した上で書類にサインを行うようにしましょう。
手術室は清潔な状態に保たれていることが大切です。
なので、立ち会いの際に持ち込むものは事前に確認をとっておくようにし、余計なものは持ち込まないようにして下さい。
帝王切開は開腹手術なので、たくさんの血が出ます。
普段見ることのない光景ですし、気分が悪くなる方も多いようです。
手術室内で倒れたりすると、迷惑をかけることにもなりますので、少しでも気分が悪いと感じたらしゃがんだり座ったり自分で対応したり、病院のスタッフに早めに伝えるようにしましょう。