2017.09.05 Tue 更新

陣痛を怖がらずに備えよう!陣痛の流れについて

出産予定日が近づくにつれ、陣痛の痛さに耐えられるのか不安になりますよね。最近では無痛分娩もありますが、まだまだ明確な規定が確立されておらず、医療事故なども起きており、不安は払拭されるものではありません。どちらを選択するかはお母さんの意思が尊重されますが、もし通常分娩に臨むのであれば、それなりに陣痛を緩和できるよう流れだけでも知っておくと良いでしょう。本日は、「陣痛の流れ」についてまとめました。

陣痛というのは子宮の筋肉が萎縮して赤ちゃんんを押し出そうとするために起こるものです。
子宮口が広がり、子宮が強く収縮をするため激しく痛みをともないます。
時間がたつにつれ痛みの範囲は広がり、出産が終わるまで痛みはひくことはありません。

陣痛の段階的な痛みについて

もちろん鼻からスイカを出した経験はありませんから、なかなかピンとはこないとおもいますが、こう揶揄される理由として、狭い鼻の穴を産道と捉え、無理やりスイカを出すイメージが分娩に例えやすいからだと思われます。
想像はしにくいとは思いますが、ただただ本当に痛いということは確かでしょう。

出産を控える妊婦さんにとって、予定日が近づくといつくるやもしれない陣痛に不安を覚える方も少なくないと思います。
初産の方は特に、出産経験のある人に話を聞いたりしつつもドキドキしながら過ごす人も多くいるのではないでしょうか。
そんな中で、陣痛の痛み度合いを表す例えとして、「鼻からスイカを出すほど痛い」と表現されることがあります。

陣痛は「鼻からスイカを出すほど痛い」

第1期はさらに準備期・進行期・極期の3段階に分けられます。

赤ちゃんの出産に備えて子宮口が広がり始めます。
これは陣痛が規則的な間隔になってから子宮口が全開大になるまでのことです。

第1期(開口期)

不規則だった痛みがだんだん規則正しくなってきたら本陣痛となります。
本陣痛は3段階に分類されます。

第2期(娩出期)

極期:痛みが非常に強く、力を入れていきみたくなりますが、子宮口が全開大になるまで、いきんではいけません。
かえって子宮口が開きにくくなったり、会陰が裂けたりすることもあるので注意が必要です。

進行期:陣痛間隔が短くなるにつれて、痛みも強くなります。陣痛と陣痛の間はゆっくり休みます。水分補給をして、こまめにトイレへ行っておきましょう。

準備期:痛みはあるものの、まだ余裕がある時期です。眠ったり食事をとったりして体力をつけておくようにしましょう。

いよいよ出産です。
いきんで赤ちゃんを押し出し始めます。
もっとも痛みが強い陣痛は「第2期」に起こり、子宮口が全開大になったタイミングで、破水が起こります。
陣痛の波に合わせて何度もいきみ続けると、赤ちゃんの頭が見え隠れする「排臨」の状態から頭が引っこまず膣から見えたままになる「発露」の状態へと進みます。

赤ちゃんの分娩後に胎盤などを排出する「後産痛」が起こります。
赤ちゃんが産まれた10分後くらいに軽い陣痛がきて、胎盤を外へ押し出します。
あまりにも娩出期が激しかったため、逆に後産痛を感じなかった、とても軽い痛みであったということがほとんどです。

第3期(後産期)

赤ちゃんの頭さえ出てしまえば、するりと出てきてくれ、痛みもす−っと引いていきます。
双子の場合は、一度痛みが引いた後すぐに陣痛が再び始まります。

まとめ

後産期で収縮した子宮の弛緩や産道の裂傷による異常出血の危険に用心して、傷の縫合や洗浄後2時間程度は安静となります。

本日は陣痛の流れや痛みの程度について、ご紹介いたしましたが、特に痛みの程度や分娩までの時間など個人差のあるものです。
一般的に男性では耐えられない痛みと言われている陣痛ですが、たくさんのお母さんが、もちろん自分のお母さんでさえこの痛みを乗り越えて赤ちゃんと対面しています。
赤ちゃんと対面すれば、我が子の可愛さのあまり痛みなど忘れてしまうともよく言われています。
落ち着いて陣痛に臨めるといいですね。

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