正産期より前の妊娠22週0日~36週6日の間に生まれた場合は「早産」と呼ばれます。赤ちゃんの身体の機能が未熟な状態で生まれるため、新生児ICU(集中治療室)での治療が必要になることがほとんどです。早く生まれれば生まれるほど障害が残る可能性が大きくなります。
42週を過ぎてもお産が始まらない場合は「過期妊娠」と呼ばれます。あまりに遅すぎると胎盤の機能低下などにより赤ちゃんが危険になるため、お産を誘発する投薬や帝王切開が行われることがあります。
妊娠37週~0日~41週6日までの期間を「正産期」といい、この時期の赤ちゃんは身体機能が十分に発育しているので、いつお腹の中から出てきても問題のない状態になっています。
予定日通りに生まれることの方がずっと少ないので、少しくらい早かったり遅かったりしてもあまり心配しすぎないようにしましょう。
出産予定日通りにならなかった場合の赤ちゃんへの影響
2001年から2005年までのデータによると、出産予定日を超えての出産(妊娠40週以上での出産)が53%と、半数以上の方が遅れて出産しているとのことです。
しかし、予定日より早かったという方もかなりいるため「初産の場合、予定日通りにいかないことのほうが多い」と言ったほうがいいのかもしれません。
初産ではどれくらいの確率で出産予定日から遅れるの?
~入院に必須の持ち物~
・母子健康手帳
・診察券
・健康保険証
・印鑑
出産の入院準備は遅くとも36週に入る頃には終えておくことをおすすめします。
前述のとおり、早く産まれてくる赤ちゃんもいますし、出産予定日が近づくと体調が変化し、身体的にも精神的にも何かと大変になります。
いつ陣痛や破水が起きてもいいように、持ち物一式を準備してバッグに入れて玄関に置いておきましょう。
事前にしっかり準備しておけば、万が一外出先で破水しても、旦那さんにバッグを持ってきてもらうだけなので安心ですね。
入院準備
妊娠後期からの準備
産後に必要になるベビー用品も、妊娠36週までには揃えておいたほうが良いでしょう。
多くの妊婦さんは体調が安定している妊娠8~9ヶ月ごろには揃えてしまっているようです。
体調が安定している日に買い物に出掛けて揃えていきましょう。
ベビー用品の準備
テニスボールなどのボールは痛みがある部分を家族や看護婦産にボールで押してもらうためです。
ボールに圧迫されることで痛みを逃がすことができます。ゴルフボールやテニスボールがおすすめです。
ストロー付きのペットボトルホルダーは、ベッドに横になりながら水分補給ができます。
陣痛の痛みと戦っていると、汗をかき喉が渇くので持っていると便利ですよ。
デジタルカメラはもちろん生まれたばかりの赤ちゃんを撮影するためです!
~入院にあったら嬉しいもの~
・飲み物(500mlペットボトル)
・うちわ
・使い捨てカイロ
・冷えピタ
・テニスボール
・ストロー付きのペットボトルホルダー
・軽食(ウィダーインゼリーなど)
・デジタルカメラ
衣類や生活用品などは病院が用意してくれる場合もあるので、確認のうえ準備しましょう
リラックスして赤ちゃんの誕生を待ちましょう
出産予定日を過ぎると不安になるかもしれませんが、焦らなくても大丈夫です。
焦る気持ちやストレスが余計にお産を遅らせてしまうこともあります。周囲の人に「まだ生まれないの?」とプレッシャーをかけられることもありますが、出産予定日通りにいく人のほうが少ないということを理解してもらいましょう。
赤ちゃんと会える日まで、心おだやかにすごしましょうね。