2016.05.09 Mon 更新

様々な分娩方法。妊娠が発覚したらまずはどの方法かを決めよう

最近では分娩の種類は豊富にあります。自分と赤ちゃんの状態に合った分娩方法を選びましょう。また、自分の希望する分娩方法ができるかどうか病院・産院選びのときにはチェックしてみてください。 分娩方法によっていい悪いがあるわけではありません。お医者さんと相談しながら自分にあった方法みつけましょう。

妊娠中からイメージトレーニングとヨガの呼吸法を取り入れ精神統一することで分娩時の不安や恐怖を取り除きます。

ソフロロジー

もっとも有名な「ヒッヒッフー」の呼吸法です。
フランスのラマーズ博士が考案しました。本来は呼吸法と補助動作を組み合わせたもので、呼吸に集中することで陣痛の痛みをやわらげる目的があります。肺呼吸に近いとのことで後述のソフロロジーやリーブ法ではラマーズ法に対する否定的意見があります。

ラマーズ法

呼吸法の種類

経膣分娩

赤ちゃんが出てくる場所による種類

中国の気功をヒントに日本人が考案した産痛緩和法です。
今ある自分を受け入れる。陣痛も嫌なもの、排除するものではなく、生産的なものとして受け入れるという東洋的な考え方を元に、逆腹式呼吸法・リラックス法・イメージトレーニングを行い、陣痛が起きてもリラックスした状態で分娩を行うことを目標としています。

気功呼吸法(リーブ法)

普通分娩

分娩時の姿勢による種類

経膣分娩では母体や赤ちゃんに危険があると判断された場合、お腹を切開して子宮から直接赤ちゃんを取り出す帝王切開が行われます。
妊娠中にあらかじめ帝王切開を行うことを決めて行うものを「予定帝王切開」、緊急事態に行うものを「緊急帝王切開」と呼びます。

帝王切開

産道を通って膣から赤ちゃんが出てくる、一般的な分娩です。

一般的な分娩台で寝た姿勢で出産します。

フリースタイル分娩

座った姿勢で分娩できる特別な分娩台を使って出産します。
座った姿勢のほうが寝た姿勢よりもおなかに力が入りやすく、赤ちゃんがでてきやすいと言われています。

座位分娩

水中分娩

自分がラクだと感じる姿勢で産むことができる方法です。
立てひざ・四つん這いなど、自分がいきみやすい体勢を選ぶことができます。
助産院ではこの方法が多くとられますが、病院の場合は取り入れているところは限られています。

30度くらいの温水の中で行う分娩法です。
病院が用意した小さいプールのような場所で行います。
入浴効果で陣痛の痛みをやわらげる効果があります。
しかし水中で出産を行うには体力が必要です。

助産師さんに自宅に来てもらい、家族に囲まれて出産する方法です。
妊娠経過に問題がない場合のみ可能で、事前に助産師や医師との入念な相談・準備が必要です

自宅出産

分娩する場所の種類

LDRとは陣痛(Labor)・分娩(Delivery)・産後の回復(Recovery)の略で全てを一つの部屋で行う方法です。
陣痛室から分娩室への移動をせずに住むメリットがあります。
普通の入院室のような部屋に、医療機器や分娩台の機能を果たすベッドが準備されています。
家族も滞在しやすいというメリットがあります。

LDR

その他の種類

無痛分娩

陣痛をやわらげるために麻酔を使う分娩方法です。
痛みに対する恐怖が強い人や、高血圧などで心臓に過度の負担をかけてはいけない人に有効です。
主に局所麻酔のため意識ははっきりしていますし、赤ちゃんが産道を通る感覚は得られます。麻酔の量で痛みの度合いを調整しながら分娩を勧めるため、痛みが全くないわけではありません。

誘発分娩

投薬によって分娩を誘発する方法です。
出産予定日を大幅に過ぎた場合や、胎盤機能低下など、お母さんと赤ちゃんに危険がある場合に医師の判断で行われます。

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