2016.07.04 Mon 更新

悪露ってなに?いつまで続くの?色や量は?

分娩の時にたくさん出血するのに、終わった後しばらく出血が続くので、びっくりするお母さんも多いのではないでしょうか? 出産後に続く出血は「悪露(おろ)」と呼ばれます。 そもそも悪露とはそんなもので、いつまで続くのか、色や量はどんな変化をするのでしょうか? まとめてご紹介致します。

個人差はありますが、産後1ヶ月ほどで悪露はほとんど出なくなります。
出血は産後1週間ほどで収まるので血のような色ではなくなります。
その後も体液が分泌されるので黄色っぽい色になり、その後徐々に白っぽくなって次第になくなります。

悪露っていつまで続くの?

出産後には子宮の中は空っぽになり、子宮を元の状態に戻すために子宮が収縮します。
これは「子宮復古」と呼ばれる現象で、出産によって剥がれた胎盤や卵膜によって出血している箇所を止血する働きもあります。

しかし、完全に止血されるまでは時間がかかり、血や体液が分泌され続けるので体外に排出されます。
これが「悪露」です。

出産後も子宮内に残った胎盤や卵膜、血液などがまざりあったものが排出されます。
血が混ざっているので赤く、臭いも生理の時のようなにおいがします。

そもそも悪露って何?

子宮口が開いている状態で出血量も多いので、悪露の量は多くなります。
血液を多く含むので、赤く生臭いような臭がします。

産後2〜3日

先程もご紹介したように悪露は約1ヶ月ほどかけて消失します。
その間に色や臭い、量も変化していきます。

悪露はどのように変化していく?

悪露がいつまでも続くときには子宮内でトラブルが起こっている可能性もありますので、血の混ざった悪露が2周間以上続く場合や悪露が1ヶ月たっても続くときには、医師へ相談するようにしましょう。

子宮内膜が再生して出血は殆ど無い状態です。
茶褐色からだんだん薄くなり、薄く黄色っぽい悪露になり、臭いも量もだんだん少なくなってきます。

産後2〜3週目

出血量が減っていき、子宮口も閉じてくるので悪露は少しずつ収まります。
鮮やかな赤色からだんだん茶褐色へなっていきますが、まだ血液特有の臭いがします。

産後1週間

産後4週目

悪露の対処法

個人差のあるものなので、次のような経過をたどらなくても心配する必要はありませんが、産後5週間を過ぎてもおろの量が減らず、臭いが強かったり。色がなくならない場合には医師に相談しましょう。

子宮口が閉じて悪露はほとんどでなくなります。
白っぽく臭いもなくなり、量も少なくなり、そのまま消失していきます。

産後に悪露が出てくるのは身体の回復のためなのでしかたのないことです。
分娩が終わってすぐに悪露が出てくるので、「産褥パッド」や「産褥ショーツ」を使ってケアしましょう。
量にも個人差がありますので、入院の時点で多めに用意しておくと安心です。

産褥パッドは生理用のナプキンと似ていますが、より大きく分厚いのでしっかりと悪露を吸収してくれます。
産褥ショーツはまたの部分がマジックテープなどで開くので、入院中に手当してもらうのにも便利です。

いかがでしたか?

悪露の状態を観察することで、産後の身体の回復状態を見極めることができます。
毎日のトイレの時などにチェックするクセ付けをして、色や量、においの変化を見ておきましょう。
万が一、子宮復古がうまく言っていない時や他のトラブルが起こった時にも、早く気づくことができますよね。

このまとめに関する記事

ランキング

ページトップへ