産後うつになる原因は様々ですが、一般的に「原因」とされているものを紹介します。
産後うつの原因
産後うつは産後すぐに始まりません。
多くは産後4週間程度経ってから不調になり始め、産後約3ヶ月~1年程で良くなります。
産後うつはいずれ治るからと言って、治療をしないでいると、ストレスがストレスを呼び、そのストレスが溜まりに溜まって、本当に「うつ病」を発症するう可能性があります。
産後うつを舐めていてはいけませんよ!
産後うつはうつ病の1つです。
出産後は、妊娠中に赤ちゃんを胎内に迎えるために変化していたホルモンバランスが妊娠前の状態に戻ろうと乱れ、その乱れに誘発されるのが「産後うつ」です。
「産後うつ」って?
不眠
産後1か月過ぎれば里帰り出産から戻り、家事も育児も一人でこなすという女性も多いですよね。
慣れない育児や家事の疲れで、心身共に疲労していき、その疲労がどんどん溜まっていきます。
慣れない育児のストレス
上記でも述べているように、出産後は、妊娠中に赤ちゃんを胎内に迎えるために変化していたホルモンバランスが妊娠前の状態に戻ろうと乱れ、精神的にも肉体的にも不安定な状態になります。
ホルモンバランスの乱れ
赤ちゃんのお世話をするには、まとまった睡眠時間をとるのが難しいものです。
睡眠時間を十分にとることができなくなると、精神的に不安定になります。
疲労も回復することが出来ず、どんどんと身体が追い込まれてしまいます。
社会から孤立しているような感覚
夫に対する不満や嫌悪感が大きくなります。
家事や育児を全く手伝ってくれない、手伝ってくれても思うように動いてくれない、恩着せがましいなどパパの家事や育児への姿勢が甘いと感じてしまったり、赤ちゃんが生まれる前と変わらず、自分のことまで全てお任せしてくる夫へのイライラや、夜泣きがうるさい!と怒る夫へのショック等、たくさんの夫に対する不満や嫌悪感がMAXに…。
夫に対する不満や嫌悪感
産後は毎日赤ちゃんにつきっきりの生活です。
「何だか自分が社会から取り残されてしまった…」という気分になってしまい、孤独感を感じてしまう女性が多いようです。
産後うつはどのような症状があるのでしょうか?
当てはまるものがあるか、チェックしてみましょう!
産後うつ病の症状
多くのお母さんは赤ちゃんの睡眠サイクルに合わせがちです。
ですが、そんな中にも全く眠れなくなることがあります。
夜寝付けない、朝早く目が覚める、一睡も出来ない
常に疲労感がある
いつもぐったりと疲れていませんか?
普通にこなしていた家事等が一苦労で重労働になっていませんか?
訳もなくイライラしてしまう
たいした理由もないのに生活に不安を感じたりしませんか?
自分が子供を育てていけるのか不安になってしまったり、涙もろくなったりしませんか?
理由もなく、不安になってしまう
人生に対し悲観的になる、自分に価値がないように思ってしまう
赤ちゃんが泣いたら何故か怒りが込み上げてきませんか?
ものに当たってしまったり、旦那さんや周囲の人に当たってしまったりしませんか?
将来のことが不安になり、この先うまくいくはずがない、自分には生きている資格がない、自分はダメな母親、等の、マイナス思考に陥ります。
集中できない、物忘れが激しくなったり、判断力が低下したりする
能力の低下により、物事に集中出来なくなります。
物忘れが激しくなり、簡単なことを決めることが困難になります。
意味もなく自分を責める
自分のせいではない失敗も、全部自分が悪いからだと考えてしまいます。
意味もなく自分をひたすら責めてしまいます。
食欲がなくなり、食べられなくなる。または食べ過ぎてしまう
食欲がなくなり、全く食べることができなくなります。
または過食状態になります。
身の回りのことにまで手を回す余裕がなくなる
身だしなみを整える労力すら湧いてこない、無気力な状態になります。
身だしなみが疎かになり、外出する気力もなくなっていき、人間関係も疎遠になります。
夫や子供、家族に対して無関心になる。愛情が感じられなくなる
家族に対して無関心、もしくは強い怒りや恐怖を持つようになります。
結果的に、愛情を持って接することが難しくなります。
産後うつにならない対策
産後うつを発症したママたちは、疲れ切っていたら、いつのまにかうつになっていたという場合がほとんどです。
いつのまにかなるものですから怖さが倍増です。
そんな産後うつの対策法をご紹介します。
睡眠時間を確保する
一番有効な対策法です。
これは妊娠中から始めておきたいですね。
いざというときに助けてもらえるように、頼れる存在や相談相手を見つけておきましょう!
夫や親族、友人と関係性を築いておく
パートナーの理解と協力は必要不可欠!
睡眠不足になると精神的に不安定になります。
それだけでなく、疲労が回復しない、ホルモンバランスが乱れる等を引き起こします。
そのため、「睡眠時間の確保」を第一に考えましょう!
「赤ちゃんが寝ている間に家事をしよう」と考えてしまいがちですが、夜は授乳等で眠ることができないので、日中にしっかり寝ることも大切です。
「育児は妻の仕事。自分は仕事をして稼いでいるからしないでいい。」なんて考えは捨ててください。
できることは進んでやるようにしましょう。
少しでも力になりたいという姿勢があるだけでも嬉しいものです。
夫であるパートナーの理解と協力は必要不可欠です!
育児は手伝うのではなく一緒にするものです。
いかがでしたか?
赤ちゃんが産まれたら「母親」がスタートします。
でも最初からしっかりお世話ができるわけではありません。
赤ちゃんと一緒に成長していけばいいのです。
あまり自分を追い込まないで、おおらかな気持ちでいましょうね。
突然おしっこしたり、突然泣き出したり…。
何をするにも突然です。そんな予想も出来ない突然のことは、全部完璧に対処出来るなんてありえません。
家事は後回しになってしまうのも仕方ありません。
自分を追い詰めないでください。「完璧にやらなくてもいいんだ」と思ってください。
責任感が強い頑張り屋な人ほど産後うつになりやすいです。
家事や仕事は完璧にできても、子育ては完璧にできません。
それは当然のことです。子供のすることは誰にも予想出来ないのですから。