2016.08.02 Tue 更新

なかなか出ない…どうしたら良い?妊娠中の便秘のもたらす影響について

妊娠中は便秘になる方が多く、妊婦さんたちの悩みの種の一つでもあると思います。 便秘は普通の時でも良くありませんが、妊娠中はもっと良くありません。妊婦さんにとって妊娠中の便秘は悪影響しかありませんので、ここでは便秘のもたらす影響についてまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。

便秘解消法は?

また、子宮が大きくなることで引き起こる便秘もあります。
これは、赤ちゃんが大きくなるにつれて子宮が大腸を圧迫し、その影響で妊娠後期になると小腸や大腸は背中の方に移動し、便が進みにくくなりますので便秘に繋がります。

妊娠中の便秘の原因はいくつか考えられます。
まず一つ目は、ホルモンの影響によって起こる便秘です。
妊娠すると、妊娠を継続させるためにプロゲステロンというホルモンが分泌されます。
このプロゲステロンは胃や腸にある筋肉を緩める作用があり、その結果、腸のぜんどう運動が低下してしまうので、便を下に押し出す力が弱くなります。これを弛緩性便秘といいます。

便秘になる原因

また妊娠中はつわりなどの影響で、食生活も変化してくると思います。
無理矢理食べる必要はありませんが、食べるものには気を配って選ぶようにしてください。
具体的には、精製されていない物を選ぶといいでしょう。
例えば、雑穀米・玄米・発芽米ライ麦パン・雑穀パンなど、精製されていない食品には繊維質やミネラルが多く含まれています。
主食を変えるだけで便通が良くなったという人も沢山いるみたいですし、取り入れやすいと思いますので、オススメです。

食生活

まず、毎朝決まった時間にトイレに行く習慣をつけることが大事です。
朝は余裕も持って起床し、まず牛乳や水をコップ一杯の飲みます。そうすることで腸が刺激され、先述したぜんどう運動が起こりますので、その後とトイレに行くと排便が習慣化してきます。
悩まれている方は、これは是非習慣化するようにしてください。

トイレにいく習慣を付ける

便秘の原因が色々あるように、解消法もまた色々ありますので、安心してください。
いくつかご紹介いたします。

便秘がもたらす影響について

その他には、これは妊娠中は基本中の基本ですが、やはり体を冷やさないということです。
体が冷えていると、腸のぜんどう運動が低下してしまうので、常に体は冷やさないよう意識して生活しましょう。
特に夏場なんかはシャワーで済ませてしまう妊婦さんもいますが、なるべくのぼせない程度のお湯にゆっくり入り、半身浴やフットバスなどで身体を温めるようにするのがベストでしょう。

体を冷やさない

その他には根菜類や豆類など食物繊維が多いものもオススメです。
ですが、これらは不溶性食物繊維と言われるもので、摂り過ぎるとガスが発生し、お腹が苦しくなりやすいので水溶性食物繊維が含まれるものも一緒に、バランス良く摂るようにしてください。
この水溶性食物繊維を含む食材としては、こんにゃく・海藻類などが挙げられます。これらを一緒に摂ることで、便の水分も増えるので良い食材として勧められています。

出産時に便秘が続いている時の妊婦さんの腸内環境は、とても悪い状態です。
産まれてくる赤ちゃんは出産時のママの腸内環境を引き継いでいる可能性が高いので、引き継がれるとその赤ちゃんは便秘や下痢になりやすくなったり、免疫力の低下に繋がります。

また、アトピー性皮膚炎など子どものアレルギー症状も、腸内環境が整っていないことと深い関係があると言われていますので、妊娠中の便秘は必ず解消しするようにしておきましょう。
産まれてきた赤ちゃんが元気に育ってくれるように、出産までに理想の腸内環境をつくるようにしましょう!

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