2016.08.17 Wed 更新

太っていると妊娠しにくい?妊娠と肥満の関係について

太っている人は妊娠・出産において様々なリスクがあると言われており、適正体重を超えている場合、体重管理を医師から指導されることになります。太っていると具体的にどのような問題が起きるのでしょうか?今回は妊娠と肥満の関係について詳しく調べてみました。

妊娠による体重増加の目安

肥満の場合、妊娠・出産に様々なリスクが発生するほか、超肥満になると出産を受け入れる施設が限定されることもあります。

BMIは以下の公式で求められます。
[妊娠前の体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]
簡単に計算できるサイトもありますよ。

BMIが25以上の人を「肥満」といい、さらに35を超えている人を「超肥満」と言います。

妊婦の肥満の定義

妊娠高血圧症候群になりやすい

太りすぎによる妊娠・出産のリスク

18未満 … 痩せぎみ。体重増加は10~12kgが目安
18~24 … 標準。体重増加は7~10kgが目安
25以上 … 肥満。体重増加は5~7kgが目安

結果をもとに、現在の自分が理想の体重なのかをチェックしてみましょう。

妊娠してから太るのは自然なことですが、過度の体重増加はリスクが発生します。
体重増加の目安を知るために、まずは妊娠前の体重でBMIを計算します。
[妊娠前の体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]

難産になりやすい

妊娠中に血糖値が高くなる状態を妊娠糖尿病といいます。
妊娠糖尿病は妊娠高血圧症候群を引き起こしたり、巨大児や流産、胎児死亡など赤ちゃんにも重大な影響を与えます。

妊娠糖尿病になりやすい

妊娠高血圧症候群は以前は妊娠中毒症と呼ばれていた病気です。
妊娠の負担が血流や血管に影響し、高血圧や尿タンパクなどの症状がでます。
悪化すると赤ちゃんの発育不全などにつながります。

産道の周りに脂肪がついて狭くなったり、子宮の収縮する力が弱まることで出産が長引きやすくなるなど、出産時のトラブルの原因になることがあります。

妊娠中の体重管理のコツ

その他にも腰痛になりやすくなったり、会陰切開や裂傷の傷が治りにくいなど、様々なリスクがあります。

食事はバランスよく摂る

妊娠すると、赤ちゃんのためにもいっぱい食べなきゃ!とドカ食いしてしまう人もいますが、これをすると体重管理が大変になります。
医師の指導のもと、理想の体重増加になるように食事や生活習慣を見直していきましょう。

体重を落とすために食事を抜くのは避けたほうが良いでしょう。
3食きちんとバランスのよい食事をとり、そのうえで脂質や糖質、塩分を控えるようにします。
味噌汁は具だけ食べる・甘いものは控える・根菜類やきのこ類、海藻類を食べる、などを意識して、
腹持ちが良い食べ物、ノンカロリーの食べ物を使ったレシピを調べてみましょう。
果物は体に良さそうですが糖分が意外と高いので、食べても朝だけにするのがおすすめです。

飲み物にも気をつける

決まった時間に測ることで体重の変化がわかりやすくなります。
体重は、なだらかな曲線で増えていくのが理想です。
一気に増えないように意識して、1週間で500g以上増えてしまった場合は食生活を見直しましょう。

毎日同じ時間に体重を測る

妊娠中はカフェイン・アルコールが厳禁になるのは常識ですが、ジュースなど糖分が多く含まれているものも注意してください。
リラックスできる温かいハーブティーなどを飲みましょう。

妊娠中は運動不足になりがちです。
つわりや貧血で思うように外出できないことも多いですが、家の中でできるマタニティビクスやマタニティヨガなどに挑戦してみましょう。

適度な運動

浮腫みにも注意

妊娠中はどうしても体がむくんでしまいますが、浮腫によって増える体重も大きいものです。
浮腫みを軽減できる食材を食べたり、マッサージによって少しでも浮腫みを軽減しましょう。

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