また葉酸は赤ちゃんの細胞を増やし、臓器などの形成についても欠かせない栄養素です。
赤ちゃんがお腹の中で成長する時期には、葉酸の必要量がそれまでの倍以上必要になります。
逆にこの時期に葉酸が足りないと、貧血、胎盤早期剥離、流産などが発症率が高くなります。
葉酸は妊娠には欠かせないらしい、という曖昧なものではなく、お酒や煙草などの先天性異常原因に直結する、と同じくらい医学的にも根拠があることなのです。
妊活をしている人だけが必要な栄養素ではなく、懐妊できる年齢になったら積極的に摂取するべき栄養素とも言われています。
葉酸を十分に摂取することで、懐妊率は高くなりますし、排卵障害(女性不妊の二番目に多い原因)のリスクが40%低かったという調査結果も出ているようです。
これらの結果が、妊娠しやすい体にするためには葉酸が大きな役割を果たしていると言われる所以でもあります。
妊娠に対する効果
この葉酸を摂取するということは、海外では禁煙、禁酒とともに並んで常識的なレベルにもなっています。
しかし日本ではどうでしょうか。最近は少し注目度も上がってきましたが、まだまだ注目度は低いと思います。
そもそも葉酸とは水溶性ビタミンB郡の一種で、妊娠には不可欠なビタミンと言われているくらい重要です。
細胞の分裂と増殖、組織と臓器の形成、胎盤早期剥離、流産の防止などの働きがあります。
葉酸と妊娠の関係
気になる葉酸の摂取量ですが、撮るべき量は1日400μg(0.4mg/日)とされています。
ですが抗てんかん薬を内服中の女性や過去に二分脊椎の赤ちゃんを妊娠した経験がある女性はもう少し多い量が必要となってきます。
目安としては、1日2-5mgほどが必要となるようですが、これには個人差がありますので医師に相談してから正確な数値は決めるようにしましょう。
必要な摂取量
なぜ妊娠前から葉酸の摂取をオススメしているかといいますと、妊娠前から葉酸を摂取することで、体内の葉酸量を高くしておく為です。
そうすることで、赤ちゃんのために葉酸を体に溜めておくのです。
ですので、1番大事なのは、妊娠12週までにしっかりと葉酸を摂取することが大事です。
先述しましたが、葉酸の摂取時期については、懐妊できる年齢になったらが1番理想です。
遅くても、妊娠を考え始めたら摂取を開始した方が良いでしょう。
ちなみに厚生労働省では、妊娠4週前から妊娠12週までの摂取を推奨しています。
葉酸の摂取はいつから?
まとめ
葉酸の摂取方法は食品から摂る場合と、サプリメントから摂る場合があります。
以下では主に葉酸が含まれている食品についてまとめてみましたので、ご覧ください。
ほうれん草、イチゴ、マンゴー、ブロッコリー、アスパラガス、うなぎ、レバーのような食品に主に含まれています。
ですが、これらの食品を大量に摂ったからといって、充分な量の葉酸を摂れるとは限りませんので、注意してください。サプリメントと一緒に摂るのが一番理想的です。
摂取方法
妊娠が分かったら、葉酸を積極的に摂るようにしましょう。
葉酸を摂ることは、自分だけではなく赤ちゃんにも関わってきますので、意識して摂取するようにしてください。