2016.09.13 Tue 更新

帝王切開は痛いの?傷跡は残る?気になる疑問をまとめて解消!

帝王切開と聞くと、「陣痛を経験しなくて済むお産」だと思われがちですが、帝王切開は赤ちゃんや母体を守るために必要なお産の方法の一つです。自然分娩とは違った痛みが伴います。 今回は「辛帝王切開は痛いのか、気になる傷跡」についてご紹介します!

帝王切開の痛みについて

病院によって手順は異なります。
一般的に、最初に剃毛・消毒をして準備をします。
その後に下半身だけの局所麻酔か、場合によっては全身麻酔を行います。
麻酔が効いたのを確認してから、お腹を切開し、切開後2〜3分ほどで赤ちゃんが生まれます。
胎盤を取り出して子宮や周辺を洗浄した後、傷口を溶ける糸で縫合したり、ホチキスのような医療用ステープラーと呼ばれる器具で傷口をふさいだりします。手術時間は1時間くらいです。

帝王切開の流れ

帝王切開とは、お母さんのお腹を切って子宮から赤ちゃんを外科的に直接取り上げる出産方法のことです。
逆子や微弱陣痛などが原因で、母体や胎児に悪影響があると判断され、経膣分娩ではリスクが高いと医師が判断した場合に選択されます。

帝王切開とは?

感覚がなくなるので、術中に痛みを感じることはほとんどありません。
麻酔が効いているか不安がある場合は、周囲のスタッフに相談してください。
麻酔の効きが悪いと判断されれば、痛み止めや麻酔を増やすなどの対応をしてくれることもあります。

帝王切開中の手術の痛み

麻酔は多少の痛みを伴います。
その痛みの感じ方は個人差があるようです。
皮膚に針が刺さる程度の小さな痛みだけで済んだという人もいれば、とても痛かったという人もいます。
これは専門の麻酔科医がいるかどうかなど技術による差もあるのかもしれません。

帝王切開前の麻酔の痛み

帝王切開に伴う痛みは以下の通りです。

麻酔が切れた後に少しずつ痛みが出てきます。
ジンジンするように痛く、熱が出ることもありますし、赤ちゃんのいなくなった子宮を元の大きさに戻すために必要な子宮収縮、いわゆる後陣痛は帝王切開の場合にも起こり、産後しばらくの間は後陣痛の痛みを感じることになります。
後陣痛については痛みが強いときには痛み止めを処方してもらえます。担当の医師に相談してくださいね。

帝王切開後の傷口の痛み

溶ける糸を使っていれば、縫合した糸を抜く「抜糸」の必要はありませんが、溶けない糸の場合は必要になります。
痛そうに聞こえますが、ほとんど痛みはありません。少し引っ張られる感じがする程度です。

帝王切開後の抜糸の痛み

帝王切開後の痛み、いつまで続く?

帝王切開の傷跡は?

傷の痛みは産後1~2日目がピークです。
その後は、5日~1週間ほどで軽くなっていきますが、個人差があります。
1ヵ月もすればほとんど痛みはなくなります。ですが、普段は痛みを感じなくなっても、半年から数年程度は生理前や生理中、天気が悪いときなどに痛む人もいます。痛みが強すぎる場合は受診して相談するようにしてくださいね。

また、体質によりますが、傷口の皮膚がミミズ腫れのようにケロイド状に赤く盛り上がることもあります。
予防のためのテープやクリームがありますので、傷口が気になるママは皮膚科に相談してくださいね。

帝王切開の方法には「横に切る方法」と「縦に切る方法」の2つあります。
傷の治り方には個人差があります。
一般的には横切りのほうが傷口が目立ちにくいと言われています。
縦切りは視野を確保しやすいので赤ちゃんを取り出しやすく、手術時間が短くて済むメリットがある反面、傷口が目立ちやすいようです。

いかがでしたか?
耐えられない痛みであれば、先生や看護師さんへ相談すれば痛み止めを処方されることもあります。
痛みの度合いや感じ方には個人差があるので、帝王切開について不安なことがあれば、かかりつけの産婦人科に相談するようにしてくださいね。

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