赤ちゃんが何か言葉を発しはじめたら、おしゃぶりの卒業を考えはじめましょう。
おしゃぶりを口につけたままの状態だと、どうしても声を出し言葉を発す機会は減ってしまうからです。
せっかくのおしゃべりの機会がおしゃぶりで減ってしまうのは寂しいですよね。
おしゃぶりはいつ止めさせるべき?
おしゃぶりを吸いたがるピークは、生後2〜4ヵ月頃だそうです。
生後間もなくは、おしゃぶりを与えてもあまり反応のなかった赤ちゃんでも、生後2〜4ヵ月頃になると吸いたがるようです。
赤ちゃんには、口に触れたもの、口の中に入ってきたものを無意識に吸う「吸てつ反射」と言う生まれるつきある原始反射があります。
この反射は、生まれたときから、赤ちゃんが生きていくために本能で身につけている反射です。
そのため、生後1ヵ月の新生児くらいからおしゃぶりを吸う子も多いようです。
おしゃぶりはいつから?
寝かしつけに役立つ
育児をする上で便利なアイテムとなっているおしゃぶりのメリットは以下の通りです。
おしゃぶりを使うメリット
また、おしゃぶりは遅くとも2歳半までには止めさせましょう。
理由は、2歳半頃から上下の乳歯が生え揃い出すからです。
歯が生え揃った状態で、おしゃぶりの使用を続けていると、歯並びや噛み合わせに影響が出やすいと言われているからです。
鼻呼吸の習慣が付く
指しゃぶりが好きでやめられないという子が多くいます。
「指」という場所には、私たちが想像以上の雑菌がついています。
おしゃぶりは指と違って清潔です。
雑菌が気になる場合は、指しゃぶりからおしゃぶりに移行するのも一つの手段ですよ。
指しゃぶりよりも清潔
全然寝てくれない赤ちゃんには、おしゃぶりをあたえると眠ってくれることがあります。
寝かしつけに困っているママにとっては、おしゃぶりは便利グッズなんです。
「鼻呼吸の習慣」が自然と身に付きます。
口呼吸をすることが日常になると、外の空気を直接、口や喉に取り込むことになります。
冬場だと冷たい空気や雑菌が原因で風邪をひきやすくなると言われています。
歯並び・噛み合わせが悪くなる
育児をする上で便利なアイテムとなっているおしゃぶりのデメリットは以下の通りです。
おしゃぶりを使うデメリット
口目手の協調運動ができない
出っ歯といわれる「上顎前突」、上の歯と下の歯にすき間ができる「開咬」、奥歯の噛み合わせがずれる「交叉咬合」と言う状態になってしまいます。
このような歯並び、噛み合わせは、長時間おしゃぶりを使用していたり、歯が生えそろう時期やそれを過ぎてからもずっと使用していたりした場合になるようです。
5〜6ヵ月頃になると、目にする物を手にとり、それを口に持っていきます。
これは、目と手の動作をともに行う協調運動で、さらに口でその物の味や形、性質などを学習しているのです。
おしゃぶりをしていると、目で認識し手でつかんだ物であっても、口に持っていくことをする機会が減ってしまいます。
これでは、せっかくの目手口の協調運動ができず、発達の機会をなくしてしまいます。
いかがでしたか?
おしゃぶりは新生児から使える、とても便利なアイテムです。
とても便利なアイテムですが、メリットもデメリットもあると言うことを理解して使うようにしてくださいね。