2016.10.12 Wed 更新

赤ちゃんに牛乳。いつから飲める?与え方や注意点は?

栄養価が高くバランスが良いですが、アレルギーの心配がある牛乳。 母乳・ミルクは飲ませているけど牛乳っていつから飲ませても大丈夫なの?と迷う方も多くいます。 今回は「赤ちゃんに牛乳を与える際のポイント」についてご紹介します!

特に、牛乳は赤ちゃんや幼児、子どもが成長するために必要な栄養を豊富に含んでいるので、適切な量の牛乳を接種することは、子どもの成長にとっても重要なことです。

牛乳にはたくさんのたんぱく質が含まれており、その他にも、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなど、豊富な栄養素が含まれています。
牛乳には、日々の生活において欠かせない3大栄養素と言われている栄養素である、炭水化物、たんぱく質、脂質が、特にバランスよく含まれています。
牛乳は少ないカロリーで多くの栄養を摂取できるので、栄養密度はかなり濃いです。

牛乳の栄養と健康への影響

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、牛乳は満1歳になってから飲んでいいとされています。
それまでは、火を通し調理に使う場合は、生後8ヶ月から大丈夫だとされています。
赤ちゃんに牛乳を直接飲ませる場合、最初の数回は人肌くらいの温度に温めてあげてください。
それから室温くらいに戻したものを与えて、問題がなければ冷たいものを与えるようにしてくださいね。

いつから赤ちゃんに牛乳を飲ませていいの?

タンパク質を消化吸収しにくい

牛乳に含まれるタンパク質の分子は子牛が吸収しやすい大きさになっています。
この分子の大きさは、人間の赤ちゃんは吸収しにくい大きさなので、タンパク質を腸管で吸収できずに異物と判断してしまうため、アレルギー症状が現れてしまいます。

アレルギーになりやすい

牛乳が満1歳になるまで飲んでないといけない理由があります。
その理由は以下の通りです。

牛乳が1歳まではダメな理由

牛乳を与える量は?

1歳になる前に必要以上の牛乳を赤ちゃんが摂取してしまうと、鉄欠乏性貧血になってしまう可能性があります。
これは、牛乳に含まれるカルシウムやリンが鉄分の吸収を妨げてしまうためです。
長期間、鉄が足りていない状態だと、運動や精神の発達遅延にもつながってしまいます。

鉄欠乏性貧血になりやすい

体の消化吸収機能が未熟な赤ちゃんにとって、牛乳のタンパク質は負担になってしまいます。
母乳は成分が違うため、赤ちゃんの体に負担をかける心配がありません。

飲ませるときは、まず50mlからあげてみて、体調やうんちに問題が見られなければ、量を増やしていってください。
1日の摂取量の目安は、300~400mlです。ですが、牛乳はお腹が満たされやすいです。
なるべく食事から栄養をとってもらうため、食前は避けて、適量を心がけるようにしてくださいね。

牛乳には一般的に主流とさせている成分無調整のものや、加工されている種類のものもあります。
牛乳の種類は以下の通りです。

牛乳の種類

主に、カルシウムや鉄分といった栄養素を補強することに力を入れています。

栄養補強牛乳

低脂肪牛乳

脂肪分が取り除かれ、少な目に作られており、脂肪が気になる方に、多く利用されています。

全粉乳

全粉乳と同じく粉状の牛乳です。脂肪分もとりのぞかれています。
昔は学校給食で飲まれていました。

脱脂粉乳

牛乳を飲ませる際の注意点

粉末状の牛乳です。液状のものよりも保存期間が長いです。

7~8ヶ月を過ぎて初めて牛乳を調理に使う場合は、小さじ1程度から始めて、発疹が出たり下痢をしたりしないかを注意して見るようにしましょう。
1歳を過ぎて初めて牛乳を与える時は、調理で使っていたのなら50ml位を少し温めて飲ませます。
下痢したりしないようでしたら、冷たいまま与えても大丈夫です。

いつもと違う様子が見えたら、お医者さんへ行って診察してもらいましょう。
どの位牛乳を飲ませて、どの位の時間でどんな症状が出たかをしっかり伝える事が重要なので、牛乳を飲ませたら注意して赤ちゃんの様子を見るようにしてくださいね。

いかがでしたか?
牛乳は栄養素が非常に豊富なものですが、体に害を与えてしまう可能性があるので、1歳を過ぎるまでは違う食べ物で栄養を補ってあげてくださいね。赤ちゃんの体づくりを、上手にサポートしてあげましょう!

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