上記の計算式に当てはめてみてください。
体重の減少が10%未満なら生理的体重減少の範囲内です。
また、15%等と大幅な体重の減少された場合は、病院へ相談するようにしてくださいね。
体重がどのくらい減少するのかは、計算で割り出す事ができます。
計算式は、(出生時体重)-(現在の体重)÷(出生時体重)×100=%だと言われています。
生理的体重減少の計算式
生後3日頃から生まれた時の体重よりも5~10%程度体重が減少する現象のことを「生理的体重減少」と言います。
新生児時期の体重が増えないことは、すぐに病気という訳ではありません。
生まれてから2〜3日は、ミルクや母乳を飲む量に比べて、体から出る「便」「尿」「汗」「不感蒸泄」といった水分量の方が多いのです。この体重の減少は、生理現象によるものです。
どの赤ちゃんにも見られることなので、あまり心配しないでも大丈夫ですよ。
生理的体重減少って何?問題ないの?
元気でよく動くため
赤ちゃんの成長は「体重が増える時期」と「身長が伸びる時期」を順番に繰り返すと言われています。
体重が増えず。身長が伸びていれば、今は「体重が増える時期」ではなく、「身長が伸びる時期」です。
そのため、新生児の体重が増えない時期に一度、身長の測定をしてみてくださいね。
身長を伸ばすため
新生児期の赤ちゃんの体重の増減は、とても気になりますよね。
まずは赤ちゃんの様子をよく観察するようにしてくださいね。
次に、赤ちゃんの体重が戻らない原因を考えてみましょう。一般的に、原因は以下の通りだと言われています。
体重が戻らない原因
病気じゃないの?
そもそも母乳が足りていないのかもしれません。
新生児を母乳育児している場合、最初の1ヵ月は母乳の量が安定していないため、栄養が不足しているのかもしれません。
母乳育児にこだわらず、ミルクを少し足してみてください。
母乳が足りていないため
手足をよくバタつかせて元気で良く動く赤ちゃんは、あまり動かない赤ちゃんより消費カロリ-が多いです。
そのため、母乳やミルクの量をあげていても、なかなか体重が増えません。
もしかしたら、「ヒルシュスプルング病」を患っているのかもしれません。
この「ヒルシュスプルング病」は、排泄がスムーズに行えなくなります。
排泄がスムーズに行えないので、常にお腹が張ったような不快感を赤ちゃんが抱えてしまいます。
お腹が張ったような不快感のため、ミルクや母乳を赤ちゃんが飲まなくなってしまい、体重が減少してしまいます。
病気の可能性
生理的体重減少が起こる期間を過ぎているはずなのに、体重が減り続けていませんか?
もしかしたら何か病気の可能性があるのかもしれませんね。
生理的体重減少の目安である10%を越して減り続けていませんか?
もしかしたら、母乳やミルクを上手に飲めていないのかもしれません。
脱水や低血糖や栄養失調になっている可能性があります。
そんな場合は、出産した産院か小児科に相談するようにしてくださいね。
脱水や栄養失調の可能性
いかがでしたか?
生理的体重減少は、生理現象による現象です。
体重が減少しているからといって、あまり心配する必要はありませんよ。