2016.10.20 Thu 更新

生理的体重減少って何?体重が減っても問題ないの?

あまり聞きなじみのない言葉である「生理的体重減少」。 「生理的体重減少」とは、赤ちゃんが生まれた時の体重より、退院するときの体重が減ってしまっていることを言います。 母乳もミルクもたっぷり飲ませているのに体重が減少してしまっていたら、何か病気なの?と疑ってしまいますよね。 今回は「生理的体重減少」についてご紹介します!

上記の計算式に当てはめてみてください。
体重の減少が10%未満なら生理的体重減少の範囲内です。
また、15%等と大幅な体重の減少された場合は、病院へ相談するようにしてくださいね。

体重がどのくらい減少するのかは、計算で割り出す事ができます。
計算式は、(出生時体重)-(現在の体重)÷(出生時体重)×100=%だと言われています。

生理的体重減少の計算式

生後3日頃から生まれた時の体重よりも5~10%程度体重が減少する現象のことを「生理的体重減少」と言います。
新生児時期の体重が増えないことは、すぐに病気という訳ではありません。
生まれてから2〜3日は、ミルクや母乳を飲む量に比べて、体から出る「便」「尿」「汗」「不感蒸泄」といった水分量の方が多いのです。この体重の減少は、生理現象によるものです。
どの赤ちゃんにも見られることなので、あまり心配しないでも大丈夫ですよ。

生理的体重減少って何?問題ないの?

元気でよく動くため

赤ちゃんの成長は「体重が増える時期」と「身長が伸びる時期」を順番に繰り返すと言われています。
体重が増えず。身長が伸びていれば、今は「体重が増える時期」ではなく、「身長が伸びる時期」です。
そのため、新生児の体重が増えない時期に一度、身長の測定をしてみてくださいね。

身長を伸ばすため

新生児期の赤ちゃんの体重の増減は、とても気になりますよね。
まずは赤ちゃんの様子をよく観察するようにしてくださいね。
次に、赤ちゃんの体重が戻らない原因を考えてみましょう。一般的に、原因は以下の通りだと言われています。

体重が戻らない原因

病気じゃないの?

そもそも母乳が足りていないのかもしれません。
新生児を母乳育児している場合、最初の1ヵ月は母乳の量が安定していないため、栄養が不足しているのかもしれません。
母乳育児にこだわらず、ミルクを少し足してみてください。

母乳が足りていないため

手足をよくバタつかせて元気で良く動く赤ちゃんは、あまり動かない赤ちゃんより消費カロリ-が多いです。
そのため、母乳やミルクの量をあげていても、なかなか体重が増えません。

もしかしたら、「ヒルシュスプルング病」を患っているのかもしれません。
この「ヒルシュスプルング病」は、排泄がスムーズに行えなくなります。
排泄がスムーズに行えないので、常にお腹が張ったような不快感を赤ちゃんが抱えてしまいます。
お腹が張ったような不快感のため、ミルクや母乳を赤ちゃんが飲まなくなってしまい、体重が減少してしまいます。

病気の可能性

生理的体重減少が起こる期間を過ぎているはずなのに、体重が減り続けていませんか?
もしかしたら何か病気の可能性があるのかもしれませんね。

生理的体重減少の目安である10%を越して減り続けていませんか?
もしかしたら、母乳やミルクを上手に飲めていないのかもしれません。
脱水や低血糖や栄養失調になっている可能性があります。
そんな場合は、出産した産院か小児科に相談するようにしてくださいね。

脱水や栄養失調の可能性

いかがでしたか?
生理的体重減少は、生理現象による現象です。
体重が減少しているからといって、あまり心配する必要はありませんよ。

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