2016.10.23 Sun 更新

赤ちゃんの頭の形や向き癖のついて。その原因と治し方。

赤ちゃんの頭の形におおきな影響があると言われている向き癖。頭の形は、赤ちゃん自身の向き癖と関係が深いことを知っていましたか?特に生後6か月までの赤ちゃんの頭蓋骨は、非常に柔らかいので、向き癖ついてしまうとすぐにその形に変形してしまいます。ここでは、その原因と治し方について解説していますので、これから出産を控えている人や、まだお子さんが小さい人は必見です。

お腹の中で既に変形していた

また、添い寝や添い乳を同じ方向でばかりですることも同様です。
向き癖がつくと、頭や顔、耳が歪んでしまったり、後頭部が絶壁になってしまうことがあります。

これはどういうことかというと、寝ている場所が、片側ばかりから光や音を感じる所になっていると、赤ちゃんの興味が一方に偏り、興味のある方向ばかりを向いてしまいます。
その結果、向き癖になってしまうのです。

片方に偏っている

向き癖がつく原因

向き癖の治し方

筋性斜頸(きんせいけいしゃ)は、首の付け根の筋肉が収縮してしまう症状です。
筋性傾斜により、向き癖と同じ状態になることがありますので、要注意です。
これは逆子に多く見られ、1000人に2〜3人が発症してしまうようです。
ですが、基本的には1歳までには治る子がほとんどです。

筋性斜頸(きんせいけいしゃ)

これは1人の場合は考えにくいのですが、双子などの多胎児によくあるケースです。
人数が多ければ多い程、子宮内でスペースが狭くなってしまい、圧迫されるますので、お腹の中で頭の形が変形してしまう、ということに繋がります。
このように、先天的に頭の形が変形していると、赤ちゃんは本能的に収まりの良い方向ばかりを向いてしまいますので、向き癖がついてしまいます。

よく頭の形を整える為のドーナツ枕なんかがありますが、新生児期~生後2、3ヶ月頃まで効果はありますが、活発に動くようになる生後4ヶ月頃からは効果はあまり期待できないようです。
お昼寝の時など、気付いた時に向きを変えてあげましょう。

新生児期から2~3時間ごとにそっと、左→上→右と頭の向きを変えて、頭がい骨への負荷を均等にするようにしましょう。
そうすることで、綺麗な形を保つ事ができます。

頭をよく動かす

向き癖を治すための方法はいくつかあります。
筋性斜頸んのような場合は、病院での検査または治療が必要になりますが、それ以外は基本的に日々気をつける事で、防げますので、是非実践してみてください。

タオルを背中に敷く

授乳時や抱っこの時の向きも大事になってきます。いつも同じ方向だと癖がつきますので、抱き方も変えてあげるといいでしょう。

抱っこのポジションを都度変える

上記のように、頭の向きを変えるのが1番オススメではありますが、なかなか付きっきりでは見れない!という方もいると思いますので、そんな方はバスタオルなんかを背中に当てて土手を作り、癖とは逆の方向に傾斜をつけてあげましょう。
そうすることで、反対側を向きやすくなります。

向き癖がつくことによって、いつも下になっている方の耳だけが歪んでしまう可能性があります。
ですがこれは成長と共に治っていく場合がほとんどなんですが、あまりにも向き癖がひどいと、なかなか治らないこともあるようなので、そこは意識しておきましょう。

向き癖が与える影響

ある程度成長しても、どうしても気になるようであれば、形成外科で治療もありますので、まずは一度診察してみるのもいいかもしれませんね。
日々のちょっとした工夫で防げることですので、手間を惜しまずに向き癖がつかないようにしてあげましょう。

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