食事中に立ち歩かない
食べる前には「いただきます」、食べ終わった後には「ごちそうさま」。
この食事の挨拶はとても当たり前で基本なことですが、とても大事なことです。
食事を作ってくれた人、野菜を育ててくれた人、などなど一食には色んな人の手がかかっていて、今目の前にある食事を食べられることを感謝できるような子供になってもらいたいですよね。
まだ小さいうちは、両手を合わせるだけでも大丈夫、ママとパパが一緒に笑顔で「いただきます」「ごちそうさま」と言えれば、子供も自然と覚えていきますよ。
食事の挨拶を忘れずに
マナーと一言で言っても色々ありますよね。
まずは遊びの時間と食事の時間を区別させることを教えましょう。
おもちゃを一旦置くこと、きちんと椅子に座って食べること、この2点をまず覚えることがマナーの第一歩になります。
すごく細かいことかもしれませんが、何かをしながら食事をするのが当たり前になると、時間の区切りがつかずに注意力や集中力が散漫なまま大人になっていってしまい、時間のON/OFFを分けられないことになりかねません。
子供に遊びの時間と食事の時間の区別をつけさせる
動いていないと落ち着かないお年頃なので、じっと座って食べるだけというのは子供にとって難しいです。
そうなると、今度は座っていてもスプーンやフォークで遊びだし、食器を叩いて面白がったりしはじめます。
1日2日で大人しくなるものでもなく、毎日やられるとママもイライラしてしまうかもしれませんが、頭ごなしに怒るのではなく、繰り返し食事中は静かに食べるということを根気強く教えてあげましょう。
食器を叩いたりして遊ばせない
子供はまだ一口で食べられる量のコントロールが分かっていません。
一度に多くの量を頬張っていると、口が閉じられなくなり、こぼれてしまいますよね。
それに、口が閉じられないとクチャクチャ音が鳴ってしまい、マナーとしてもよろしくありません。
ママも料理を作る際に、野菜やお肉は小さめに切るなどの工夫も大事ですが、一口で食べられる量というものを繰り返し教えてあげましょう。
音を立ててご飯を食べない、こぼさないように気をつける、この2点をしっかり覚えさせることが大事です。
口に入れ過ぎない
好奇心旺盛で体力のありあまっている2歳の子供にとって、食事の間だけでもじっと座って食べることに集中するのはとても難しいです。
おもちゃが近くにあったり、テレビがついていたりすると、意識がそっちにいってしまいますので、食事の時はご飯に集中できるような環境を整えてあげましょう。
それでも立ち歩いたりしてしまうかもしれませんが、頭ごなしに怒るのではなく、優しく座って食べるように伝えることを心がけましょう。
最初からうまくいくわけではないので、長い時間座って食べることができた時は、褒めてあげることも忘れずに。
ママが褒めてくれるというのは子供にとって喜びとやる気の源になります。
食べる種類を増やしていく
大人でも姿勢や作法を完璧にできる人は少ないかもしれませんが、肘をついてご飯を食べない、膝を立てない、両手をテーブルの上に置く、お茶碗は手を添えて食べる、この4つをまずは守るように教えていきましょう。
まずは人の振り見て我が振り直せ、この機会に自分もできているのか再確認して意識しておきましょう。
食事だけでなく子供はパパやママのことを見て、それを真似して覚えていくものです。
正しい姿勢や作法で食べることを教える
子供は好き嫌いが多いものですが、少しづつでいいので色々な味をチャレンジさせていきましょう。
嫌いなものが1つもない、というのは理想で現実では大人でも嫌いなものの1つや2つあると思いますが、なるべく色んな味を食べさせて食わず嫌い、好き嫌いはなくしていきたいですよね。
嫌いなものでも、食べ続けるうちに苦手意識は消えていきます。
1口だけでも食べれたら褒めてあげることを忘れないようにしましょう。
さいごに…
2歳のうちは、まだまだスプーンやフォークで食べることが多いと思いますが、時々でもいいのでお箸を持てせてみましょう。
これはすぐには難しいことですが、お箸の握り方は初めが肝心です。
正しい握り方ができているか、懇切丁寧に教えてあげましょう。
それとともに、親が間違った持ち方をしていないかも注意しましょう。
お箸にもチャレンジ!
大人でもマナーを完全に守れている人はなかなかいないかもしれませんが、子供に教えることは自分のマナーを見直すいい機会です。
まずは親である自分が実践して、子供にも正しいマナーを覚えてもらいたいものですよね。
初めのうちは慣れなくて辛いものだと思いますが、いつかは良かったと思える日がくるはずです。