女性ホルモンは多くても少なくてもダメ
『大豆イソフラボン』はその名のとおり大豆に含まれているイソフラボンの総称です。
じつはイソフラボンにも様々な種類があり、エストロゲン様作用を持つと言われてているイソフラボンがダイゼインやゲニステインなのです。
大豆イソフラボンにはこれらの成分が含まれています。
大豆は「畑の肉」と言われるように良質なたんぱく質に富むだけではなく、良質な脂質、ビタミンB1、鉄分、カルシウム、食物繊維など多くの栄養素を含む、とても栄養価の高い食品です。
ホルモンバランスを改善しながら、バランスよく他の栄養素も摂取することができます。
『イソフラボン』はポリフェノールの一種で、大豆・葛などのマメ科の植物に多く含まれています。
エストロゲン(女性ホルモン)と似た働きをする成分として知られ、ホルモンバランスを整える作用が期待できると言われています。
イソフラボンって何?大豆イソフラボンとは?
イソフラボンという言葉、みなさん一度は聞いたことありますよね。
健康に良いと言われているイソフラボンが妊活中の女性の強い味方にもなってくれることはごぞんじですか?今回はイソフラボンの効能とホルモンバランスのコントロールについてご紹介します。
ホルモンバランスの基礎知識
イソフラボンの場合、摂取量の上限は一日あたり75mgまで。
納豆なら1パック、豆腐なら1/2丁に含まれる量となります。
過剰摂取は悪影響となってしまうので、適量を心がけましょう。
しかしエストロゲンは多ければ多いほどいいというものではありません。
バランスを整えることが重要なので、かならずしも強い効き目を持つ必要はないのです。
ホルモン剤などは人によっては逆に体調を崩してしまうこともあります。
イソフラボンのエストロゲン様作用はさほど強いわけではありません。
ホルモン剤とは区別したほうが良いでしょう。
もともと健康に良いと有名なイソフラボン。代表的なもので以下のような効果があります。
イソフラボンがもつ様々な効果
この二種類のホルモンバランスが乱れると、心や体調、肌など様々な不調が表れやすくなります。
逆にいうと上手にホルモンバランスをコントロールすることができれば、様々な効果が期待できるのです。
ホルモンバランスについて、どのような仕組みなのか、簡単にご説明します。
女性ホルモンと言われるホルモンは、これまでご紹介したエストロゲンの他に、プロゲステロンというものがあります。
エストロゲンは月経後~排卵前までに多く分泌され、プロゲステロンは排卵後~月経前に多く分泌される女性ホルモンです。
●生理不順の解消
●ニキビ・肌荒れの改善
●ダイエット効果
●更年期障害の緩和
●骨粗しょう症の予防
●悪玉コレステロール値や中性脂肪値、血圧を下げる
●前立腺がん、乳がん、子宮がんの予防
●うつ病の予防
このようにホルモンは妊娠だけではなく体のあらゆる器官に影響を与えています。
薬に頼らず優しくホルモンバランスを整えることができるのが、イソフラボンの特徴です。
総合的に体質を改善、自然に妊娠しやすい体をつくることができるということで、近年、妊活女性の間で関心が高まっています。
さらにイソフラボンは、エストロゲンが不足するときにはそれを補いますが、過剰な場合は抑制するように働くことがわかっています。
そのため、エストロゲンの過剰分泌がリスクの一つとされる乳がんの予防効果が報告されています。
また、イソフラボンは男性の前立腺がんの予防にも効果があると考えられ、男性にとっても力強い味方といえます。
近年、若い方でも骨粗しょう症にかかる方が増えています。
じつはこれにもエストロゲンが関係しています。
エストロゲンは骨の中のカルシウムが溶け出すことを防いでくれる働きがあるので、不足すると骨粗しょう症のリスクが高まってしまうのです。
したがってエストロゲンが現状する閉経後の女性は男性よりも骨粗しょう症や骨折がおこりやすくなるというデータもあります。