2016.12.13 Tue 更新

赤ちゃんの歯並びについて。おしゃぶりや指しゃぶりは歯並びを悪くするの?

赤ちゃんは生後半年くらいから歯が生えてきますが、徐々に生えてくる歯並びが気になるママもいるのではないでしょうか。前歯が生えてきたらすきっぱだった、おしゃぶりや指しゃぶりが止められない、将来もこのまま歯並びが悪いままになるのではと心配になるでしょう。今回はそんな歯並びに関する疑問についてまとめました。

歯並びが悪くなる原因とは?

乳歯が全て生え揃う2歳半以降になると、子供の上アゴと下アゴの大きさや、口の周りの筋肉の力とバランスによって、歯並びや噛み合わせが決まってきます。

乳歯が生えてきている段階で、前歯が斜めになっていたり、隙間があるすきっ歯になる赤ちゃんもいてママやパパは将来の歯並びが気になるかもしれませんが、この段階での歯並びや隙間はあまり気にしなくても大丈夫です。
むしろ、隙間がある方が正常な状態で、乳歯から永久歯に生え変わる時に歯と歯の間のスペースが狭ければ無理やり永久歯が生えてくることで逆に歯並びが悪くなる原因になることもあります。

赤ちゃんの歯は、個人差はありますが早ければ生後6ヶ月〜8ヶ月くらいから生えてきて、1歳前後で乳歯の前歯が4本、1番奥の乳歯が生えるのが2歳半以降、6歳から永久歯に生え変わり始めると言われています。

赤ちゃんの歯並びについて

食べ物を食べる時の下や口周りの筋肉の動かし方によって、歯並びや噛み合わせに悪い影響を与えることがあり、おしゃぶりや指しゃぶりも長期間続けていると出っ歯の原因になる可能性があります。
おしゃぶりや指しゃぶりは赤ちゃんが小さい時は全く問題ありませんが、1歳を過ぎたら減らしていき、2歳になるまでには卒業するようにした方が良いでしょう。

後天的要因

パパやママなどからの遺伝的な要因で、上アゴ、下アゴの骨格の作りが遺伝して、出っ歯になったり受け口になるなど、歯並びに影響してきます。
しかし、この遺伝による歯並びの影響は2割〜3割程と言われていて、遺伝の影響を心配しすぎるよりも生活習慣などの環境で気をつける方が大事です。
また、遺伝による歯並びは早期に対応することで治す、ひどくならないように抑えることができるので、早めに専門医に相談してみると良いでしょう。

先天的要因

赤ちゃんの歯並びが悪くなる原因は、主に「先天的要因(遺伝)」と「後天的要因(環境)」があると言われています。

歯並びは定期的に歯科検診でチェック

2歳半ごろまでの、歯が生え揃う前までは様子を見るしかありませんが、3歳を過ぎた時点で歯並びが気になるようでしたら専門医に相談してみましょう。
おしゃぶり・指しゃぶりを卒業させる、頰づえをつかせないようにする、虫歯にならないように注意することが大事です。
そのほか、普段の食事や生活習慣から気をつけて子供に目を向けてみましょう。
毎日の食事で柔らかいものばかりを食べているとアゴの筋肉があまり発達せず、骨格が歪んで歯並びに影響をあたえることがありますし、いつも同じ姿勢で寝ている、うつ伏せ寝などもアゴに負担をかけて歪んでしまうこともありますよ。

歯並びが悪くなってしまった時の対処法は?

また、頬づえをついて食事をするのも、噛み合わせが悪くなる原因になります。
指しゃぶりや頬づえはクセになってしまう前に、直してあげるように注意していきたいですね。

1歳半検診では、歯科検診や歯磨きの指導も行われますが、それ以降はママやパパが気をつけておかないと、中々歯医者で診てもらう機会がありません。
歯並びが完全に悪くなってしまう前に、定期的に歯科検診を受けるようにして、子供の歯を管理してあげたいですね。

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