2016.03.09 Wed 更新

やっぱりダメだよね?喫煙や受動喫煙は妊娠や赤ちゃんにどのような影響があるのか

百害あって一利なしと言われるタバコですが、現在喫煙中の人や周りに喫煙者がいる場合、なかなか完全には避けきれないかもしれません。しかし、妊活中から妊娠中、生まれてきた赤ちゃんにもタバコは影響を与えます。そこで、喫煙や受動喫煙が妊娠にどのような影響をあたえるのかまとめてみましたので、参考にしてみてください。

また、妊娠中の喫煙がおなかの赤ちゃんに与える影響の中で、最も大きなものには次のようなものがあげられます。

煙草を吸うことによって、ニコチンや一酸化炭素などの有害物質が体内に吸収されてしまい、
血管を収縮させてしまいます。それによりどうしても、妊婦さん自身の血流が悪くなってしまいます。
また、一酸化炭素は、血液中の酸素を運ぶ役割をもつヘモグロビンと結合してしまい、
体内に必要な酸素が十分に運ばれない可能性も出てきます。
子宮などの血液循環が悪くなってしまうと、胎盤の機能が低下してしまうことにもなり兼ねません。
そのために、流産や早産の原因にもなっています。
また、胎盤の状態は赤ちゃんに直接影響を与えてしまうものですので、喫煙することで
赤ちゃんの発育にも大きくかかわってきます。

妊娠以前から煙草を吸っている方もいらっしゃいますが、お母さんになる準備として、
煙草を止めたいと思うものの、なかなか止められずにいる方も多いと思います。
少なくても、赤ちゃんが欲しいと思った時点からでも気を付けたいものですが、
煙草が母体やおなかの赤ちゃんに与える悪影響には、どのようなものがあるのかご紹介します。

妊娠中に煙草を吸うとどのようなことが起こるの?

などがあります。また、網膜にも異常が見られることもあり、
未熟児網膜症など、からだのさまざまな器官への異常が認められています。

・乳幼児突然死症候群(SIDS)
・新生児仮死
・呼吸窮迫症候群
・低血糖

低体重とは、一般的に出生体重が2,500g未満の赤ちゃんのことです。
「低出生体重児」と称されますが、本来でしたら、母体の中で成長するべき体の機能が、
十分に発育することなく誕生してきてしまいますので、合併症や感染症にもかかりやすくなります。
低体温症や低血糖などの発生率も高くなります。
主な合併症の中には、

・新生児の低体重
・子宮内胎児発育遅延(IUGR)

受動喫煙による影響は?

妊娠期間中にお母さんが喫煙することにより、母体や赤ちゃんへの血流が減り、低酸素状態になってしまいます。
その結果、からだのさまざまな器官への影響や、脳の発達、発育が妨げられてしまう結果として、先のような症状が
見られるようになると考えられています。
喫煙は、おなかの中の赤ちゃんから、その後の成長過程においても、子どもの生育に影響を及ぼしてしまうことになるのです。

あるデータでは、妊娠中に喫煙していたお母さんから生まれた子どもの追跡調査したところ、
吸っていた期間や煙草の本数によって、身長と学力の比較調査において低くなっていることも明らかになっています。
また、近年増えているとの報告もある「多動性障害(ADHD)」や、言葉の発達、認識度でも
比較的低下してしまうことも分かっています。その原因として考えられるものの1つが、妊娠中の喫煙なのです。

喫煙は赤ちゃんの成長にも影響する

旦那様が煙草を吸っている場合や、仕事上、受動喫煙が多い場所に常にいた場合も、
早産する危険性が高くなります。受動喫煙の量が多くなると、喫煙者同様に血管が収縮してうまく胎児に栄養がいき
渡らなくなることもあります。
受動喫煙が多量になれば、様々な症状になるリスクは高まりますので、十分意識しておいて下さい。
少しでも気になる人はやはり気になるので、あえて喫煙者が集まるような場所等には足を運ばないようにした方が
ストレスになりません。

大切な時期にリスクを高めてしまうことは避けるに越したことはありません。
タバコは百害あって一利なしといいますので、旦那様が煙草を吸われているのでしたら、
これを機会に禁煙を勧めてみるのも、今後の子供のためにもなりますし、
肺がんなどのリスクも下げる結果となりますので、結果的に家族の幸せにつながるかと思います。

つまり結論は…

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