2017.02.14 Tue 更新

プレマリンって何?不妊治療への効果、副作用についてまとめました。

「プレマリン」は不妊治療で使われ、バランスの崩れた女性ホルモンを整えるための薬です。 妊娠しやすいように子宮内膜を厚くするなど、妊娠に向けた準備を進める作用があり、不妊の改善を目指す効果があります。 今回は「プレマリン」についてご紹介します!

飲み方

プレマリンを服用する場合、一緒に「ルトラール」という薬も服用します。
この「ルトラール」は、月経周期を正し、妊娠を維持するために分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)を補う作用がある薬です。

飲む理由

「プレマリン」は、女性ホルモンの「エストロゲン(卵胞ホルモン)」を人工的に補うための薬です。
エストロゲンは、女性の体内で分泌されると卵巣内で卵胞を成長させて排卵を促す効果を持つ女性ホルモンです。
このエストロゲンの分泌が少なくなると、妊娠に適した身体作りができず、不妊につながってしまうのです。
エストロゲンの分泌が減少が確認されると、プレマリンを服用することが多いようです。

プレマリンって何?

対象となる病気は、卵巣機能不全症、卵巣欠落症、更年期障害、膣炎、機能性子宮出血、子宮頸管炎、子宮腟部びらん等だと言われています。
妊娠中の女性、プレマリンを使用する事により悪化する恐れのある子宮がんや乳がんの方は、プレマリンの使用が禁止されています。

治療薬

ホルモンバランスを整え、月経周期の改善や不妊治療に効果があります。
また、女性特有の病気の治療薬として比較的良く使われています。
気になるプレマリンの効果は以下の通りです。

プレマリンの効果

年齢や症状によって1日あたりの服用量は調整されますが、基本的に1日0.625~1.25mgを服用します。
1回分に最適な量を処方されているので、1度に2回分の量を服用すると体に悪影響を及ぼす場合があるので注意が必要してくださいね。
体内のホルモンバランスに影響を与える薬なので、処方されたときに飲み忘れたときの対処法について、事前にきちんと確認しておきましょう。

プレマリンの副作用

エストロゲンが減少していると、排卵が起こらず不妊に繋がってしまいます。
プレマリンを使用する事によって、卵胞を育てて、排卵を起こすことができます。
結果、生理が起こります。

不妊の改善

薬に副作用はつきものですが、プレマリンの副作用はどのようなものがあるのでしょうか?
プレマリンの副作用は以下の通りです。

むくみや体重増加

頭痛、下腹部痛、めまい、性器からの不正出血、嘔吐・吐き気や食欲不振、乳房の張り等が副作用として見られます。
稀に乳房の痛みや意識障害、動悸、呼吸困難等が副作用として見られることもあります。
薬の使用を始めてから数ヶ月(2~3ヶ月程度)経つと慣れてくるようです。
また、血の固まりで血管が詰まってしまう「血栓症」も副作用として起こるようです。

主な副作用

長期服用した場合…

エストロゲン(卵胞ホルモン)が増加することで、身体にナトリウムや体液を溜めやすくなり、むくみや体重が増加してしまうことがあります。
体重増加を気にして服用を勝手にやめるということはしないようにしてくださいね。

プレマリンを長期使用した場合、「乳がん」「子宮がん」「卵巣がん」のリスクが高まることがあります。
医師の指示の元、適切な服用量を守っていればあまり心配しなくていいのですが、そういった危険性があることをしっかり理解しておきましょう。
リスクがあるのは確かなので、定期的に乳がん検診を行うようにしてくださいね。

いかがでしたか?
不妊治療でも積極的に使われているプレマリンは、エストロゲン不足で悩む女性にとって強い味方です。
プレマリンを服用する場合、まず最初に生活習慣や食生活を見直すようにしてくださいね。
健康的な毎日を過ごしましょう。

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