陣痛の間隔が1〜2分になり、子宮口が8cm以上開くといよいよ分娩台に上がります。
分娩台に上がってからは、一般的には30分〜120分程度で出産になります。
しかし個人差が大きく、早い人では数分程度で出産することもあるようです。
陣痛が始まってすぐはまだ間隔も長く、30分間隔位でやってきます。
その後、初産では10分間隔になったら病院に連絡して産院に向かうのが一般的です。
しかし、すぐに分娩台に上がるわけではなく、陣痛が1〜2分間隔になるまでは陣痛室で待ちます。
出産=分娩台と考えがちですが、実際に分娩台に上がるのは出産の最後の方だけで、それほど長い時間ではありません。
分娩台は出産の時に使用する医療器具です。
人は痛みを感じると身体を内側に小さく丸めようとするものですが、スムーズに赤ちゃんが出てこられるように股関節を開いた状態でいなければいけません。
そこで、脚を大きく開いた状態で固定することで股関節を開き、お産がスムーズに進むようにサポートしてくれます。
そもそも分娩台って?どのタイミングで上がるの?
どんな体勢でいきめばいい?
医師や助産師が子宮口の開き具合や赤ちゃんの様子を見て、いきんでもいいと指示をするまでは、呼吸法などでいきみを逃してその時に備えましょう。
分娩台に上がるタイミングで、子宮口がどの程度開いているかはお産が進むスピードによって異なります。
子宮口が全開になるまではいきんではいけないので、そのタイミングで子宮口が8〜9cm開いていても全開になるまではいきみを逃し続ける必要があります。
分娩台に上がったらすぐいきんでいいの?
まとめ
いきんだ後に「もういきまないで」と言われたら短くハッハッハッという様な呼吸でいきみを逃しましょう。
いきむ回数には個人差があります。
長い陣痛に耐えた後なので、疲れ切ってしまっているかもしれませんが、しっかりと医師や助産師の指示を聞いて落ち着いていきむことが大切です。
・背中、腰を分娩台に密着させる
・グリップをしっかり握る
・おへそを見るようにあごを引く
・目は閉じない
・両足を外側に大きく開く
・踏ん張るようにかかとに力を入れる
・お尻を突き上げるように力を入れる
子宮口が全開になれば、医師や助産師からいきむように指示されます。
その時には、大きく息を吸い込んでその後一気にいきみます。
しっかりと力を入れていきめるように、次のような姿勢を取るのがいいと言われています。
陣痛が始まってから、分娩台に上がるまで長い間陣痛の波を感じると不安になりますし、感じたことがない痛みに体力を消耗してしまうかもしれません。
しかし、出産の最後に分娩台に上がるとリズムに合わせていきまないといけないのです。
分娩台に上がるまでは、うまく陣痛の痛みを逃しながら休めるタイミングで身体を休めて、分娩台でしっかりいきめるように体力を温存しておいてくださいね。