2017.03.09 Thu 更新

妊娠中はうがい薬を使ってはいけないって本当?妊娠中のうがい薬の使用についてまとめてみました。

妊娠中は免疫機能が低下するため、風邪にかかりやすくなります。 風邪にかかってしまっても容易に風邪薬を飲むことができないため、妊娠中は風邪予防が重要になります。 風邪予防の一環としてうがい薬を使用したいという人が多いのですが、妊娠中の身体にうがい薬は使用してもいいのでしょうか? 今回は「妊娠中のうがい薬の使用」についてご紹介します!

喉が痛いときに使用するスプレータイプの薬は特に注意してくださいね。
うがい薬は吐き出しますが、スプレータイプのものは噴出したものをそのまま飲み込まないといけませんよね。
喉の痛みを感じて何度も喉に噴出して飲み込んでいると、気づいたら大量のヨードを摂取してしまっているなんてこともあります。
妊娠中はスプレータイプの薬に注意するようにしてくださいね。

特に注意したいスプレータイプの薬

上記で述べた通り、うがい薬の注意書きに「妊娠中は使用を控えてください」と書かれていないので使用はできるので、どうしても使用しないといけない場合、事前にかかりつけの医師に確認しておいてくださいね。

うがい薬の注意書きに「妊娠中は使用を控えてください」と書かれていないのですが、使ってはいけません。
妊娠中に長期間うがい薬を使い続けた場合、赤ちゃんの先天性甲状腺機能低下症を引き起こす原因になる成分「ヨード」が含まれているからです。
ヨードという成分は、殺菌と消毒の作用があり、うがい薬のほとんどに含まれています。

妊娠中にうがい薬を使用してもいいの?

ヨードが含まれているうがい薬は妊娠中に使用できませんが、殺菌作用のある「水溶性アズレン」と呼ばれる成分を使ったうがい薬は妊娠中でも使用することができますよ。
はじめて使用する場合、念のためにかかりつけの医師に相談してから使用するようにしましょう。

水溶性アズレンが使われたうがい薬

妊娠中は全てのうがい薬が使用できないという訳ではありません。
うがい薬の中には妊娠中でも使用できるうがい薬はあります。
また、うがい薬を使用しないうがい方法もあるので、ぜひ試してみてくださいね。
妊娠中に使用できるうがい薬とうがい方法は以下の通りです。

妊娠中に使用できるうがい薬とうがい方法は?

食塩水には殺菌作用や喉の炎症を抑える効果があり、風邪を引いたときや喉が痛いときにおススメなうがい方法です。
コップ1杯に塩をひとつまみ入れるだけなので、お手軽に試すことができますね。
もし飲み込んでしまっても食塩水なので、赤ちゃんに大して害はないようです。

生理食塩水うがい

緑茶に含まれる「カテキン」に殺菌作用があるため、緑茶でうがいをする人も多くいます。
最近ではうがい用の緑茶も販売されているようですよ。

緑茶うがい

妊婦さんがのうがい薬を使うときの注意点

いかがでしたか?
外出先から帰宅した時にするうがいは風邪予防に効果的です。
うがいと手洗いを忘れずに行い、風邪を徹底に予防して出産まで万全の体調でいるようにしましょう。

回数を増やしたい場合、1回に使用する量を回数で割って使用するようにしてくださいね。
喉の違和感や痛みが解消されたらすぐに使用をやめるようにしましょう。間違っても薬液を飲み込まないでくださいね。

妊娠中のうがい薬の使用にはいくつか注意点があります。
まず、妊娠中ずっと朝・昼・夜と、気軽に使い続けないようにしましょう。
「風邪予防だから…」と気軽に考えず、外出先から帰宅した時や喉が痛くて我慢できない時等の、どうしても使わなければいけない場面で使用するようにします。

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