2017.03.14 Tue 更新

育児の強い味方「粉ミルク」。メリットと種類ついてまとめました。

産後順調に母乳が出なかったり、急な病気等で母乳を与える事が出来ずにミルクに切り替えないといけなくなることもあります。 日本は「母乳神話」という言葉がある程、母乳信仰が強く、「母乳がよくて粉ミルクはいけない」という極端な考えをする方も少なくありません。 そんな方と一緒にいると粉ミルクがよくないものに感じてしまいがちになりますが、粉ミルクには粉ミルクのメリットがいっぱいあるんですよ。

腹持ちが良い

粉ミルクにはビタミンDが含まれているものが多いとされていますが、母乳にはほとんどビタミンDが含まれていないと言われています。
ビタミンDが不足してしまうと、骨の成長に異常が起きる「くる病」やけいれんが起こったり頭蓋骨が柔らかくなる「ビタミンD欠乏性低カルシウム血症」を引き起こしてしまうと言われています。

必要な栄養素をしっかり摂ることができる

母乳育児にこだわるお母さんは多くいますが、粉ミルクで育てても問題はありません。
粉ミルクには粉ミルクにしかないメリットがあるんですよ。粉ミルクのメリットは以下の通りです。

粉ミルクのメリット

母乳では授乳できる場所が限られますが、ミルクは人通りのある場所でもミルクの準備さえできていればどこでも授乳することができます。
また、粉ミルクは哺乳瓶による授乳なので、お父さんや祖父母、保育園の先生など誰でも授乳することができます。

どこでもだれでも授乳できる

母乳はどのくらいの量を飲んだのか確認できませんが、ミルクは哺乳瓶のメモリで赤ちゃんがどのくらいの量を飲んだのかがはっきりと確認することができます。
粉ミルクは母乳に比べて栄養面が劣ると言われていますが、粉ミルクは各種ビタミン・タンパク質・脂質・カルシウム・鉄分等の様々な栄養価が高く、母乳にかなり近いと言われているので、栄養面の心配は基本的にしないで大丈夫だとされています。

飲んだ量が分かる

赤ちゃんによって個人差がありますが、ミルクは母乳に比べて消化がゆっくりです。
そのため、母乳に比べて腹持ちが良いとされています。
また、粉ミルクは腹持ちが良いため、睡眠途中に空腹で目を覚ますということもなく、朝までぐっすり眠っていてくれることが多いようです。

粉ミルクの種類

個人差がありますが、哺乳瓶からマグやコップに転換しやすいので、母乳で育てている赤ちゃんより卒乳がスムーズになります。
夜の添い乳等のくせもついていないので、比較的早い時期での断乳は粉ミルクで育った赤ちゃんの方がスムーズだそうです。

断乳がスムーズにできる

粉ミルクには種類があり、その種類によって目的も変わります。
粉ミルクの種類は以下の通りです。

アレルギー対応ミルク

「母乳に近づける」ことを目的として各メーカーで研究が行われています。私達が一般的に赤ちゃんに飲ませている粉ミルクですね。
各社のホームページや、ミルクの商品に書いてある成分にも着目し、どんな成分を含んでいるのか確認するようにしましょう。

育児用ミルク

フォローアップミルク

様々なアレルギーを持った赤ちゃんのために開発されました。
牛乳・卵・大豆等のアレルギーの原因物質を除去したり、たんぱく質の大きさを小さく変えてアレルゲン性を下げた粉ミルクです。
アレルギー対策用粉ミルクは小児科医等の専門の医師に相談してから使用するようにしてくださいね。

離乳食で不足する栄養を補うために使用される粉ミルクです。
月齢が低い頃は、離乳食から成長に必要な栄養を摂取するのは難しいため、フォローアップミルクで離乳食で不足しがちな鉄分やカルシウム、ミネラル等の栄養素を補い、離乳食の補助として飲ませます。

いかがでしたか?
様々な理由で母乳育児ができなくても、粉ミルクだけでも元気にすくすくと元気に育っている赤ちゃんも多くいます。
あまり神経質に考えず、赤ちゃんとお母さんにとってベストな方法を考えるようにしてくださいね。

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