幼稚園の保育料も、公立と私立によって大きく変わります。
公立幼稚園では、平均年額22万前後、私立幼稚園では平均年額49万円前後という調査結果が文部科学省の子供の学習費調査結果があるようです。
月額の保育料だけでなく、給食費等も含まれた金額です。
月額で平均すると、公立幼稚園で平均2万円、私立幼稚園で平均4万円ということになります。
保育園は認可保育園、認証保育所、無認可保育所の違いによって、金額が変わってきます。
認可保育園や認証保育所の入園は住所のある自治体との契約になり、金額も自治体によりけりですが、基本は子供の年齢と世帯年収に応じて保育料が決められています。
無認可保育所の場合は、世帯収入に関係なく、保育を受ける子供の年齢や、預ける時間数、時間帯によって保育料が定まっているところが多いようです。
費用はどのくらい違う?
保育園と幼稚園では、施設の目的が違います。
保育園とは、親が共働きであったり、病気などの理由で子供を保育する時間が確保できないという家庭の代わりに、子供を保育してくれる場所になります。
児童福祉法という法律に基づいて基準が定められていて、厚生労働省の管轄です。
幼稚園は、文部科学省が定めるところの学校という位置付けです。幼稚園では、満3歳以上の子供が1日4時間程度教育を受けられる場所になります。
保育園は、家庭に代わって昼間に子供が生活する場所、幼稚園は教育を受ける場所、という違いです。
保育園と幼稚園はどこが違う?
園生活の違い
幼稚園は8時半〜9時ごろからお昼の2時ごろまでが一般的です。
幼稚園によりますが、延長保育や幼稚園で行われる習い事に申し込むことによって、夕方まで預かってくれるところもあります。
保育園の基本的な預かり時間は、朝7時ごろから夕方6時ごろまでのところが多いようです。
11時間以内が基準とされていますが、8時間の短時間保育や園によっては延長保育がある場合もあります。
預かってくれる時間の違い
子供が3歳以上になると幼稚園と保育園の保育料の差はそこまでありませんが、3歳未満の子供の保育園の保育料は、この平均よりも高く設定されています。
幼稚園は3歳以上ということを考えると、早い時期から保育園に入園させることを考えると、トータルで保育園の方が費用がかかるということになりそうです。
いかがでしたか?両親の働き方や、保育時間の長さ、園によって違う方針などで迷うことは多いと思います。
まずは色々と見て回り、家族で相談した上で、子供が気にいるかどうかも含めて、通う場所を決められるといいですね。
まとめ
保育園は子どもを親に代わって生活させてくれる場所、幼稚園は教育するところとなってはいますが、保育園に預けていたからといって、幼稚園の子供に比べて大きく学力に差がつくは考えにくいです。
保育園と幼稚園の差ではなく、園毎に様々な特徴があるのです。
子供の個性や日頃の親との接し方によって、子供の能力は伸びてくるのです。