記憶の定着が悪くなる
睡眠が不足していると、腸の悪玉菌が増え、免役力が下がってしまいます。
また、昼間等の活動しているときに働く交感神経が優位になり、免疫力が下がることもあります。
免疫力の低下
睡眠は、脳の成長や働きを維持し、疲労を回復させる効果を持つ重要な行いです。
成長著しい子どものときに、重要な働きをする睡眠が不足してしまうと、子どもはどうなるのでしょう?
睡眠不足が子どもに与える影響は以下の通りです。
睡眠不足が子どもに与える影響
睡眠不足になると、脂肪を分解する働きを持つ成長ホルモンの分泌量が少なくなり、脂肪が身体に溜まりやすくなると言われています。
子どもの肥満は、脂肪が多いせいで血液に影響があり、脳や心臓に負担がかかる危険性や、運動能力が低下して骨折や腰痛を引き起こす危険性があります。また、身体的な特徴によっていじめに発展してしまうこともあるので注意が必要です。
肥満になりやすくなる
睡眠が不足すると、自律神経が乱れてしまい、興奮作用を持ち、昼間等の活動しているときに働く交感神経が優位になり、脳がリラックスできない状態になります。
脳はこの「リラックスできない」状態をストレスに感じてしまい、イライラしやすくなってしまいます。
イライラしやすくなる
脳は眠っている間に記憶を定着させると言われています。
睡眠時間が不足すると、記憶の定着が悪くなり、学業成績が伸び悩む原因になってしまいます。
睡眠不足によって、日中ぼんやりしてしまい、集中力散漫の状態になることもあり、普段の生活に支障をきたすことも珍しくありません。
生後0~3ヶ月
このような睡眠不足が子どもに与える影響は怖いですね…。
この影響を防ぐためには、子どもに十分な睡眠をとらせる必要があります。
子供の理想の睡眠時間は以下の通りです。
子供の理想の睡眠時間
生後0~3ヶ月のこの時期は新生児期であり、一日中眠っています。
だいたい14〜17時間は眠らせるようにしましょう。
睡眠リズムがまだ整っていない時期なので、ちょっとしたことですぐに目を覚ましてしまって、昼夜問わずに「泣く」「眠る」を繰り返しているのがこの頃です。
1〜2歳
だいたい12〜15時間は眠らせるようにしましょう。
この頃は睡眠リズムが整い始めるので、夜にまとまった睡眠をとることが出来るようになります。
大人は自信の生活リズムを整えて、赤ちゃんの睡眠リズムをきちんと作ってあげるようにしてくださいね。
睡眠リズムは整いますが、夜泣きが激しい時期でもあります。夜泣き対策はとっておくようにしましょう。
生後4~11ヶ月
3〜5歳
だいたい11〜14時間は眠らせましょう。
睡眠リズムが確立されてくるので、昼寝の回数が減ってきます。
午前中はいっぱい遊び、昼食をとったあとに1〜2時間お昼寝をするといったように、生活リズムを調整してあげてくださいね。
夜にしっかり10〜13時間程、眠らせてあげましょう。
お昼寝すると、夜の寝付きが悪くなって睡眠不足になることがあります。
お昼寝は子どもの様子を見ながらさせるようにしましょう。
6〜13歳
いかがでしたか?
子どもも大人にとっても大事な睡眠は、子供のうちからしっかりとらせることが重要です。
きちんと睡眠をとって、心身ともに健康でいましょうね。
小学校に入学すると、夜型の生活リズムになりがちです。
だいたい9〜11時間は睡眠時間を確保するのが望ましいので、ちゃんと眠れる環境を大人が整えるようにしてくださいね。