2017.04.02 Sun 更新

赤ちゃんの中耳炎の原因って何?診断方法や治療法は?

赤ちゃんは、風邪をこじらせて中耳炎になる子が多くいます。中耳炎になっても、自分ではその現状を両親に言えないので、気付くのが遅れる場合があります。なるべく早く気付いて対応してあげる為にも、ここでは中耳炎についてまとめてみましたので参考にしていただけると幸いです。

基本的に中耳炎大人もなりますが、子供、特に生後3ヶ月〜3歳までの子がかかりやすいです。
大人よりも赤ちゃんがかかりやすい理由としては、ひとつは耳の構造です。
赤ちゃんは耳と鼻をつなぐ管が大人よりも短く、水平に近い構造になっている為、中耳にウイルスや菌が入りやすいのです。

中耳炎になる原因

中耳炎には急性中耳炎、滲出性中耳炎の2種類があります。
多くの場合は、滲出性中耳炎は急性中耳炎が完治せずに、こまくの内側に滲出液という液体が溜まって起こります。
滲出性中耳炎の場合は、耳が痛かったり発熱などの症状はありませんが、聴力が低下したり、耳が詰まったような感じがします。
ですので、この場合では中耳炎にかかったことに気付きにくいです。

中耳炎。言葉としてはよく聞くと思いますが、いったいどんな病気なのでしょうか。
中耳炎とは、細菌やウイルス中耳に侵入し、炎症を起こしている状態です。

中耳炎について

中耳炎の診断方法

何回も言うようですが、赤ちゃんは自分でその痛みや現状を説明できません。
ですので、もし赤ちゃんがしきりに耳を引っ張っていたり、泣き止まなかったりした場合には、中耳炎を疑いましょう。
風邪でもなく、オムツでもなく、睡眠もしっかりととっても泣いている場合は、要注意です。

滲出性中耳炎の場合は、先程も述べたように中々気付きにくいです。
ですが、急性中耳炎の場合ですと、耳が痛くなったり、発熱、耳だれが出る等の症状が現れますので、比較的に気付きやすいです。

中耳炎を見分ける方法

ふたつ目は、免疫力が無い為です。
生後6ヶ月頃になってくると、お母さんからもらった免疫力が低下し、色んなウイルスにかかりやすくなります。

どちらの中耳炎も、基本的に薬を使って治療は行なわれます。
症状が軽い場合は、医師が処方してくれた解熱鎮痛剤だけで治ることが多いです。
また抗生物質は赤ちゃんにも使用可能ですが、年齢や体重によって、その用量や投与回数は変わってきます。

中耳炎の治療法

基本、中耳炎の診断は問診と視診で行なわれます。
問診の場合は両親が答えるのですが、視診の場合は鼓膜の状況等をチェックし、耳漏が無いかどうかをチェックします。
もし鼓膜の動きがない、もしくはほとんどない場合は、中耳炎の感染が疑われます。

他にも、鼓膜切開術とチューブ留置術という手術療法があります。文字通り鼓膜を切開して、中に溜まっている膿を取り出します。
切開した鼓膜は再生するので、手術後に音が聴こえなくなるということはありません。

中耳炎の引き金となるのは、主に風邪ですので、まずは風邪を予防することが大切です。
生後間もない頃は、体調管理が難しく風邪もひきやすいので、細心の注意を払いましょう。
もし風邪をひいてしまったら、すぐに小児・耳鼻科を受診するようにしてくださいね。

予防法はあるの?

チューブ留置術は、鼓膜切開をして換気チューブをはめ、中耳内の空気の出入り口を作り出します。
治療法については、医師の判断に従い、それに最後まで従うようにしましょう。

鼻水をこまめに吸ってあげることも、中耳炎予防になります。
鼻水吸引機を使用するのでも良いのですが、1日に何度もするとストレスのなりますので、1日3〜4回程におさえましょう。
仮に中耳炎になってしまっても、落ち着いて対処するよう心がけましょう。

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