2017.04.07 Fri 更新

B型肝炎って何?B型肝炎のワクチンは必要なのか、副作用についてまとめました。

赤ちゃんはたくさんの予防接種を受けます。 その中に「B型肝炎」のワクチンがあります。 このワクチンは任意の予防接種だったのですが、今では定期接種の1つになりました。 今回は「B型肝炎のワクチン」についてご紹介します!

B型肝炎の症状「慢性肝炎」

急性肝炎は成人後に感染した場合に多く見られます。
ウイルスに感染し、1~6ヶ月くらいの潜伏期間を経て発症します。
肝臓が炎症を起こし、倦怠感や食欲不振・嘔吐・茶色い尿等の症状が見られます。

B型肝炎の症状「急性肝炎」

B型肝炎ウイルスに感染することで起きる肝臓の病気が「B型肝炎」です。
このB型肝炎は慢性化すると、肝臓癌や慢性肝炎、肝硬変を引き起こしてしまうことがある危険な病気です。

B型肝炎って何?

B型肝炎のワクチンはいつ行う?

厚生労働省の発表によると、40歳までにB型肝炎ワクチンの接種を受けると95%の確率で抗体が獲得できるとされています。
ですが、年齢が低ければ低いほど、B型肝炎に感染したときのリスクは高まると言われているため、はやい段階でワクチンを摂種しておきたいですね。
ワクチンを3回摂種すると感染防御効果は、20年以上続くとも言われています。
体質や体調によって免疫ができないことがあるので注意するようにしましょう。

日本では約100人に1人の割合でB型肝炎の感染者がいると言われている、実は身近な病気です。
B型肝炎の感染者の唾液や涙、汗等の体液に接触することで感染する可能性があるため、気づかないうちに感染してしまうことがあります。

B型肝炎のワクチンは必要?

3歳未満の赤ちゃんが感染した場合に多く見られます。
ウイルスに感染しても目立った症状が確認できず、数年~数十年の潜伏期間を経て、慢性的に肝機能障害を起こします。
赤ちゃんの身体は免疫機能が未熟なので、B型肝炎ウイルスを排除することができず、共存してしまって長期間症状が現れないのです。

妊婦が感染している場合は…

B型肝炎のワクチンと同時に接種することができるワクチンがいくつかあるので、そのことも踏まえ、上手にスケジュールを組みたいですね。

1回目は生後2ヶ月、2回目は生後3ヶ月、3回目は生後7~8ヶ月の合計3回行います。
2回目の接種は1回目からを27日(4週)以上、3回目の接種は1回目から139日(20週)以上の間隔を空けないといけないので、短期間で連続して摂種することはできないのです。

B型肝炎は母子感染が起こる病気です。
妊娠中に体内にB型肝炎ウイルスを保有していると分かった場合は、母子感染を予防するために予防接種のスケジュールが変わります。
日本小児科学会が推奨しているB型肝炎ウイルスの母子感染を予防するための予防接種スケジュールは、1回目のワクチン接種は出生直後、2回目は生後1ヶ月、3回目は生後6ヶ月です。
B型肝炎ウイルスの母子感染を予防するために受ける場合は、健康保険内での接種になるので、費用は発生しないことがほとんどです。

B型肝炎のワクチン

平成28年4月1日以降に生まれた場合、定期接種に含まれているので無料で受けることが出来ます。
平成28年4月1日以前に生まれた場合、定期接種に含まれていないので自費診療になるため、1回につき5000~10000円ほどの自費で支払わなければなりません。

B型肝炎のワクチンにかかる費用

いかがでしたか?
B型肝炎は予防することができる病気です。
大切な赤ちゃんをB型肝炎から守るために、予防接種はきちんと受けるようにしてくださいね。

接種したときの副作用として、発熱や発疹、倦怠感等の症状が見られることがあります。
また、滅多にありませんが、急性のアレルギー反応であるアナフィラキシーを起こすこともあるようです。
ワクチンを接種したあとに何か異変が見られたら、接種を受けた病院に相談し、適切な処置を行ってくださいね。

このまとめに関する記事

ランキング

ページトップへ