2017.04.11 Tue 更新

お食い初めって男の子と女の子で違うの!?

赤ちゃんが生まれてから1歳までの間には色々なお祝い事が続きます。 その中のひとつ「お食い初め」は全国的に行われてはいますが、呼び方や行う日が違います。 また、男女によって準備するものや祝い方が違う倍もあります。 そこで、今回はお食い初めの男女での違いについてまとめて紹介致します。

用意する器は男女で違う!?

一般的には親族のなかで最も長寿の人を「養い親」として選び、女の子なら女性の養い親、男の子なら男性の養い親が赤ちゃんに食べさせるふりをします。

平安時代から行われているもので、生後100日目にお祝いすることから「百日祝い(ももかいわい)」、「箸祝い(はしいわい)」、「真魚初め(まなはじめ)」などとも呼ばれていて、行われる日も110日目、120日目、100日目以降の吉日など地域によって違いがあります。

「赤ちゃんが一生食べることに困らないように」という願いを込めて行われるのが「お食い初め」という行事です。
お祝い膳を用意しますが、この頃の赤ちゃんはまだ食べることができないので、「食べさせるフリ」をします。

お食い初めって何?

器の色や用意する料理に関しては、地域によっても違いがあります。
その地域の習わしに従ってやる場合には、祖父母や地域の方にやり方を聞いてみると良いでしょう。
歯固めの石はお宮参りの時に神社からお借りするといいでしょう。

・お膳…赤飯
・汁椀…はまぐり、鯉や鯛などのお吸い物
・平皿…尾頭つき鯛
・小鉢…煮物など
・高坏…歯固め石、香の物など

お食い初めのお膳には次のような料理を用意します。

お食い初めの男女の違いが最もでるのが「器の色」ではないでしょうか?
一般的には、男の子用は朱塗り、女の子用は外側が黒塗りで内側が朱塗りの漆器が使われます。
また文様にも違いがあり、男の子用は日輪や菖蒲の文様で勝運や活発さを表現し、女の子用は花や束ね熨斗など可愛らしく優雅なものを選ぶことが多いようです。

母方の実家から送られた小袖を着せるのが正式で、男の子は黒・グレー地に鶴や松などの縁起物を、女の子は朱色地に花や束ね熨斗などを選びます。
文様は金糸や銀糸であしらわれているのが一般的です。

お食い初めと同時に行う行事の一つとして、「お色直し」というものがあります。
これまで真っ白な産着を来ていた赤ちゃんに、初めて色付きの服を着せる行事です。

服装はどうすればいい?

最近ではお食い初めの料理をケータリングや仕出しで用意する方も多くいます。
一式セットになっているので忙しいパパやママにもオススメです。

お食い初めなどの行事の時には、親族が集まって記念撮影などを行う事も多いかと思いますので、赤ちゃんにおめかしさせてあげるのも良いでしょう。
小袖でなくても、和装風のロンパース、ドレスやタキシードの様なベビーウェアも多くあるのでその中から選んであげてもいいのではないでしょうか。

また、昔からの習わしだからと全てその通りにする必要もありません。
子どもに苦労をせずに健やかに育ってほしいという、親の気持ちは変わりませんからね。
最近では服装や器なども、後々使えるものを用意して使う方も多くいるようですよ。
また、親族などにおさがりをもらうのも良いですね。

お食い初めの時期は生後100日くらいなので、離乳食も始まっておらずミルクや母乳を飲んでいます。
また、寝返りを始める子も多くいて赤ちゃんが活発に動き出す時期なのでおめかしした服装では窮屈に感じてしまうかもしれません。
せっかくの晴れ着を汚してしまう可能性もありますので、記念撮影などが終わったら早めに着替えさせてあげたほうが良いでしょう。

どんなことに気をつければいい?

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