スプーンやフォークを赤ちゃんに持たせても、いきなり上手に食べられるわけではありません。
いくつかの段階を踏んで上達していくので、練習のステップを見ていきましょう。
どうやって練習させる?
そう、練習を始める目安はスプーンやフォークに興味を持っているかどうかなんです。
これは個人差もありますので、うちの子はまだ興味が無いみたい…と焦る必要はありません。
無理に練習を始める必要もないので、その子のペースにあわせて時期を見極めてあげてください。
成長に合わせて離乳食を進めていた赤ちゃんも、1歳を過ぎる頃にはかなり大人の食事に近いものを食べられるようになってきます。
食事の時にスプーンやフォークに興味を持つ子も多いようで、そんな姿を見るとそろそろスプーンやフォークで食べる練習をさせたほうが良いかなと思いますよね。
いつ頃から練習を始める?
赤ちゃんは手づかみ食べをすることで、食べ物の温度や食感などを学びます。
また、自分が食べたいものを選んで自分で食事をしたいという意識を高めることが出来るのです。
指先を使う手づかみ食べは、脳にもいい刺激を与えると言われていますので、ママにとっては大変かもしれませんがこれも成長の1つと優しく見守ってあげてくださいね。
赤ちゃんが手づかみ食べをしていると、離乳食をぐちゃぐちゃにしたり投げて遊んだりして、さらに自分の顔や体に塗ってみるなど大人から見たら食事の度に大惨事のような状態になります。
片付けも大変だし、食事の後シャワーを浴びさせないと行けない状態になるなど、ママにとってはストレスが溜まる状態かもしれません。
でも、この手づかみ食べは赤ちゃんがスプーンやフォークを上手に使うことが出来るようになるために、欠かせないステップの1つなんです。
手づかみ食べは大切なステップ
スプーンやフォークの練習になぜ手づかみ食べが必要なの?と感じるかもしれませんが、この手づかみ食べは赤ちゃんの成長の大切な段階なのです。
1.大人にスプーンやフォークで食べさせてもらう
2.大人にスプーンやフォークで食べさせてもらいながら、手づかみ食べをする
3.大人が使い方を教えながらスプーンとフォークを自分で使い、手づかみ食べと併用して食べる
4.ひとりでスプーンやフォークを使えるようになる
いつ頃上手に食べられるようになるの?
まずは子どもが食事を楽しいと思うことが大切です。
汚れるのがイヤ、散らかさないか心配と思う気持ちもわかりますが、いつまでも続くものではありませんので、今の時期だけのことと割り切って好きにやらせてあげましょう。
この練習の中で何よりも大切なことが「子どもの自由にやらせてあげる」ということです。
汚さないように、こぼさないようについ手を出したくなる気持ちもわかりますが、ずっとママに見られてあれこれ手を出されたら子どもは食事に集中できなくなってしまいます。
自由にやらせてあげることが大切
できるだけストレスを溜めないように
しかし、子どもがこぼさず上手に食べられるようにあるのは3歳前後だと言われていますので、それまでは焦らずに見守りましょう。
また、失敗したことを叱るのではなく、出来たことを褒めてあげるようにすれば、子どもも練習に対する意欲がわきますので、「上手に食べられたね」など声をかけてあげてくださいね。
スプーンやフォークで食べる練習を始めても、初めのうちは力加減などがわからずにご飯を飛ばしてしまったり、こぼして汚してしまったりします。
そんな子どもの姿に「早くきれいに食べられるようになればいいのに」とイライラしてしまうママも多いかと思います。
床に新聞紙やレジャーシートを敷いておいて、汚してもすぐに片付けられるようにしましょう。
また、立体的なポケットの付いた食事用のエプロンなども、食べこぼしを受けることが出来るので重宝しますよ。
手づかみ食べやスプーンなどの練習中は食事の度にあちこちにご飯が飛び散ったり、こぼして汚したりすることも多く、そんな姿を見てついついママのストレスが溜まってしまうこともあります。
だからといってすぐに上手に食べられるようにあんるわけではないので、できるだけストレスを溜めないように対策しておくことが大切です。
食事の後の片付けが簡単になれば、ママのイライラも少しは軽減されるはずです。
何かあったときのために子どもの食事にも時々目を配りながら、自分は自分で食事をするなど気持ちを子どもに向けすぎないようにするのも良いでしょう。
まとめ
スプーンやフォークで食べる練習を始めると、初奥地後の悲惨な状態にイライラしてしまうかもしれません。
でも、子どもが食事を楽しんで成長している途中だと考えてちょっとくらい良いやと割り切ることも大事です。
ママも神経質になりすぎずに、良いところを探して褒めてあげるようにしてくださいね。